保育園では怪獣化にどう対応しているの?

そして翌日、保育園の登園時、

ワタシ「先生あのー、最近ムスコがめっちゃ噛んだり、物落としたり、オモチャとりあったり…激しくて手をやいてるんですけど…言っても聞かないんです…これって男の子だからなんですか?」

先生「え!?きんちゃん噛むんですか!?保育園ではあまりありませんよ?」

ワタシ「はぇっ!?でっ、でも全体的に行動が荒々しいというか…こないだも何が気に入らないのかストローマグをおもっきし床にゴーーーン!って…」

先生「あはははっ、それみんなやるから!!いや、程度は違うけど、もうね、男の子も女の子もみんな色んな物を床にバーン!ってやるやるっw」

ワタシ(…え…もはや怪獣化に性別は関係なし!?)

先生「確かに、友達とのケンカとかでオモチャ取り合うとかは成長の過程で当然出てくるものだし、その時に思わず「ガブッ!」って噛んじゃう子もいっぱい居るよ?
だからこの年頃は生傷が出来やすくなるから我々も注意して見てるんだけどね。
本人にとっては、無意識でやっちゃった事だったり、相手への甘えだったり、ちょっとイライラしてたのかもしれないし…
理由はその時その時で違うけど、一回『ダメだよっ』って伝えたら別のオモチャとか遊びで気をそらしちゃうのが1番効果的かな」

ワタシ「な…なるほど(目からウロコ)でも何度ダメって言っても同じことするんで、もっときつく言わないといけないのかなって…」

先生「う~ん、これくらいの月齢から3歳までくらいかな、こう…
『言って→言うこと聞かなくて→また言って→聞かなくて』
…の繰り返しで、すこ~しずつ覚えていくっていう、一番パパママがはがゆい時期のスタートなんだよね」

ワタシ「スタート!!!?」

先生「うん、こっからスタート(真顔)まだ今は分かってない部分もあると思うけど、これから先、分かってるのにワザとやりだしたりもするからね(ニヤリ)」

ワタシ「ふぇええぇぇ( ;∀;)」


とりあえず内容をまとめると、

1・怪獣化は男女共に成長段階でおとずれて、
2・ビーストモードは何のスイッチで入るか分からないけど、
3・ちゃんと「ダメ」って叱ったら本人の気をそらすように仕向けて、
4・その一連の作業を3歳ころまで何回も何回も繰り返し続ける事で言い聞かせる
…でした

なんか希望の光が見えたと同時に、リアル『俺たちの戦いはこれからだ』のゴングが鳴ると思ってなかったため、一瞬ワタシ放心しましたよ…

でも、その時に思い出したんです。
あぁ…ワタシもよく母親に「はぁ~!あんたって子は何でおんなじこと何度も言わせるかねっ!」
ってよく怒られていたことを…。

母親がはがゆい想いをしながら『何回も何回も同じことを言い聞かす』という育児をしてくれたおかげで、昔は同じく『怪獣』だったであろうワタシも『人間』になれたのね…

ワタシも頑張って
「ほらーっ、すぐ怒って積み木投げないのー!」と言って絵本をササッ!
「オモチャはみんなの物でしょー、ちょっと落ち着きなっ!」と言ってお茶をササッ!
「噛んだらイタイイタイだよ、もっと楽しい事しよっ!」と言ってササッとたかいたかーい!
…などという感じで『怪獣くん』と一緒に成長していこうと思います。

多分、3歳以降もずっとこんな感じじゃないかと覚悟を決めながら……

つづく

 大手出版社から単行本を数冊発表し、現在は休業中の(元)漫画家。アシスタント業をメインにしながら、主婦業とお母さん業でも大忙しの毎日。夫である鈴木妄想とオタクトークで燃え上がるのも日課。息子の笑顔と各国アイドルのPVを見て癒されている。

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