保育園に居た方が、家より楽なんじゃない？【第22話マンガ連載：鈴木さんちの子育て通信】

皆さんこんにちは、Chacoです！

保育園の送り迎えの時間ってそれぞれの家庭によって結構ちがいますよね。

ムスコの保育時間は朝9時～夕方5時です。
ワタシがフリーの在宅ワークなので時間に融通がきくぶん、今まで延長保育や土曜保育のお願いをすることもなく何とかやってこれました。
でも、どうしても月に数回、仕事でお迎えが5時を過ぎる時があるんです。

そうゆう日が続くと毎回『べっきゅしょん！』というくしゃみを発し、鼻風邪をひくムスコ…。

『5時のお迎えなら大丈夫なのに少し遅くなっただけでダメなのは何でだ！？』

つい、大人の都合でそう思っていたワタシに旦那が言ったのが

「え、残業する日が何日も続いたら大人でも辛くない？」

……ガガ―――ン！！(脳天にカミナリが落ちる)

確かに、ムスコを預けて9時～5時で仕事をしているワタシだが、
ムスコも保育園という職場で9時〜5時で仕事をしているということなのか…？？
旦那…うまいこと言うなぁ…

お迎えが遅くなっても、子どもは疲れない？

学生の時に『学校に行くことが君たちの仕事なんだよ』と先生がたによく言われてたのを思い出します。
当時のワタシは『何か納得いかねぇ～～～』と思ってました。

でも、『ママの仕事のために保育園に行くことが子どもの仕事なんだよ』とムスコに言ったら、ムスコも『なんだソレ、納得いかねぇ～～～』と思うんだろうか？

そして『すまん、今日はちょっと残業よろしく～』とかって急に言われたりしたら『てんめぇ～～早くかえってゆっくり休みたかったのにふざけんなよぉぉお～！？』と憤慨するんだろうか？

そんなことを考えて、自分の仕事のためにムスコに無理をさせているのかもしれないという罪悪感にかられていました。

そんな時に、保育園で子供たちの様子を参観する機会がありまして。
まだ0歳児クラスなので、預けたらそのまま「ばいば～い！」と仕事に行くフリをして目隠しの画用紙を貼った部屋からコッソリのぞくという、まるで隠密のような参観方法なのですが(笑)

これがビックリするほど子供たちが元気いっぱい！！
そしてみんな笑ったり泣いたり、時にケンカしたりと生き生き活動していて、
何だか心配してたのがウソみたいにムスコもキャッキャと笑顔で保育士さんと遊びまわってました。

『…ん？、むしろ家で家事の合間に相手するワタシの手抜き育児よりも充実してて楽しそうなんじゃないか？
保育士さんは優しいし、お友達もいっぱいいるし、めっちゃ美味しそうな給食もお腹いっぱいになるまでおかわりできるし、保育園サイコーじゃねぇか…！！』

ワタシは至れり尽くせりな保育園に安心し、『まぁ、確かに多少疲れはするだろうけど、お迎えが遅れたのが理由で鼻風邪をひく訳じゃなくて、単なる偶然かもなぁ～』と安心した面持ちで、そっと部屋から出る時に担任の保育士さんに言ってみました。

「先生、こないだ旦那に『保育園のお迎えが遅れるのは、仕事の残業と同じようなもの』的なこと言われたんすよ。
でも今日みんな楽しそうで、そんなに気にしなくてもいいのかなーって思いま———」

〝——した″を言おうとしたとき、かぶせるように、パァンっ！！とヒザを打つ音、
そして目をカッ！！と見開いいた保育園の先生が……