幼稚園や保育園にいよいよ入園という子、行くのを楽しみにしているでしょうか?それとも不安でいっぱいでしょうか?
それはきっとママも同じでしょうね。
何よりも、スンナリ親離れできるかどうか心配ですよね。入園式では、必ずママと離れられなくて泣き叫ぶ子がいますから。
今日は『グローバル社会に生きる子どものための6歳までに身に付けさせたいしつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、わが子が入園式で泣き叫ぶことのないように、今から親がしておけることをお話します。
初めて小さな社会に漕ぎ出す子どもの大きな不安
誰だって、初めての場所には緊張しますね。
例えば、新しいお稽古ごとの初日。メンバーはどんな人達なのか、雰囲気はどうだろう、他の人達と馴染めるかしらと、きっとママでも不安でいっぱいになるでしょう。
たくさんの人と付き合ってきた大人でさえそうなのですから、初めて小さな社会に漕ぎ出す子どもは、どんなに不安なことでしょう。
何があるのかもわからない場所、たくさんの知らない子ども達、何をしなくてはいけないのか、何をしてはいけないのかもわからない。
小さな胸は不安できっと張り裂けそうですよ。まずそのことをわかってあげてくださいね。
入園までに親がしておけること
親離れの練習
乳児期から保育所に入れていたとか、よく一時保育に預けたことがあるという場合は、心配ないでしょうが、まだ、一度も親から離れたことがないという場合は、親離れができないかもしれませんから、少し練習しておきましょう。方法としては
・祖父母の家に預ける
4月の入園までに、「ママは用事があるから」と、おじいちゃんおばあちゃんの家に預けてみましょう。
最初は短い時間でも、ママと離れても何も問題はないのだと安心します。一人で一泊とかできるとさらに自信がつきます。
・一時保育を利用する
専業主婦の場合、子どもを一時保育に預けることを後ろめたく思う人もいますが、親離れの練習をさせておくことは、子どものためにもなります。
・お稽古ごとの体験レッスンを受ける
親が見ているにしても、親と離れて受講するようなお稽古事を体験してみると、ママがいなくてもできるという自信がつきます。
実は3歳という年齢は、子ども自身も「もう赤ちゃんじゃない!」と思える年齢なのです。
親と離れて過ごすことができれば、「できたね! もう3歳だものね」と頑張ったことを認めてあげると、さらに自信がつきます。