子どもを厳しく叱りすぎて、罪悪感を感じる、という声は多くのママから聞かれます。

確かに厳しく言う必要のあるシーンはありますが、「言い過ぎたかな」「厳しくしすぎたかしら」など不安に思うことってありますよね。

そういえば、振り返ると、子どもを怒ってばっかり。なんて思っていませんか?

もし最近、イライラして怒るだけの子育てに陥ってしまっているなら、ぜひ専門家の意見に耳を傾けてみましょう。

今回は、家族療法カウンセラーで、NPO法人東大阪青少年スポーツ育成クラブの理事長を務める辻井靖人さんに、子どもを指導する方法について教えていただきました。

ガミガミ言う子育てがNGな理由

子どもに「あれしなさい」「これしなさい」「なんでできないの?」などガミガミ怒っても、子どもは言うことを聞きませんよね。その原因を辻井さんに聞いてみると…?

辻井靖人さん(以下、辻井)「親の思いに反した行動を子どもがとると、『なんでこの子は私の言うことを聞かないの!!』となり、ガミガミ言ってしまいこともありますが、それはママの感情であって、子どもの意志とは関係がないことです。

特に小さな子どもは、ママの言ってる意味が分からないので、遊ぶのをやめなかったり、テレビを見続けたりすることも。

そうなるとママは『この子はまったく言うことを聞かない!』となり、さらにガミガミ怒ってしまう、負のスパイラルに陥ってしまうのです」

ガミガミ言う子育ては、なぜNGなのか、さらに伺いました。

辻井「子どもにガミガミ怒っても、子ども自身がどこがダメなのかを理解しない限り、行動を改めることができません。

私は長年ラグビーを選手、コーチともに経験していますが、日々のラグビーの指導でも、子どもがミスをしたときに、いくらコーチが子どもを怒鳴りつけても子どもは上手くなりません。

大切なのは子どものミスを指摘することではなく、なぜミスしたのか原因を究明し、どうすれば次はミスしなくなるのかを考え、工夫させることです。

また、子どもがとりあえず謝っておけば、怒りのバロメーターが下がると分かれば、なぜ怒られてるのか意味も分からず、その場をやり過ごすようになってしまいます。

これが毎日繰り返されるとなると、子どもは『ごめんなさい』と口にしても、本当に反省することはありませんし、悔い改めることもしないでしょう」

ガミガミ言っても、子どもも改善せず、悪い癖がつくなど、悪い方向に向かうばかりで、いいことは何もないということですね。

叱るばかりの子育てを脱するために大事なこと

ガミガミ叱るばかりの子育てを脱するためには、どうすればいいのでしょうか。辻井さんにポイントを6つ教えていただきました。

1.子どもは大人の思い通りにはならないことを知る

辻井「子どもは機械やロボットではありません。いくら親がこうしなさいと思っても、子どもにも意志や感情があります。すべてが親の思い通りにならないのが当たり前です。そのことをよく理解することが大切です」

2.子どもの意志を尊重する

辻井「親が子どもの取る行動を決めるのではなく、子どもにどうしたいのかを聞いて、子ども自身に決めさせましょう。そうすることによって責任感が生まれてきます」

3.命令口調で話さない

辻井「大人はつい子どもに対しては上から目線で話をしてしまいます。その中で自分の思い通りの返答がなければ『あれをしろ・これをしろ』と命令してしまいます。

こう言われると子どもは委縮するだけなので『あれしてみたら?・これはどう?』というような提案をしてあげてください」

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