「大事なところで失敗してしまった」「頑張っているのに、うまくできない」……。

小学生になると、様々な場面で自分に自信を持てなくなってしまうことがあるでしょう。

しかし、そんなときに気持ちを切り替えられないと、どんどん自分を追い込んでしまうもの。

それに、自己肯定感が低い状態では、周りの目が気になって自分らしく行動できなくなったり、人間関係がうまくいかなくなったりしてしまうといいます。

そのため、子どものうちから「自分と仲良くする方法」を身につけることはとても大切なのです。

今回は、書籍『学校では教えてくれない大切なこと 2 友だち関係(自分と仲良く)』(旺文社)から、失敗したときや、自信がなくなってしまったときの考え方のコツをご紹介します。

子どもがそのような場面に遭遇したときの、親の声かけのヒントにもなるはずです。

失敗は「チャレンジした証拠」と捉え、自分をほめる

大事な場面で失敗してしまったときは、誰でも落ち込むもの。周りが優しく声をかけてくれても、「あのときこうしていれば……」とか、「自分はダメだ」などと思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、失敗は勇気を持ってチャレンジした証拠。挑戦した自分をほめてあげましょう。

また、悔しい気持ちは自分を成長させるきっかけにもなります。たとえば「サッカーがもっとうまくなりたい!」と思うなら、毎日朝練をするなど、失敗をバネにして自分を大きく成長させることができるはず。

また、失敗から目を背けず、どうして失敗したのかを考えてみると自分を知るヒントになります。「焦りやすい」「緊張しやすい」など自分の性格を分析して、同じような場面でどうすればいいのか工夫してみましょう。