子どもが保育園、幼稚園の年長さんくらいになると、「そろそろ習い事をさせたい」と考え始めるママが多いようです。子どもの側から、「ピアノやりたい」「絵を習いたい」などの希望が出始めるのもこのころ。

とはいえ、習い事にはお金がかかりますし、時間にも限りがあります。本当に子どものためになる、続けられる習い事だけに絞って習わせたいですよね。

そこで今回は、小学生以上の子どもを持つ先輩ママたちに、子どもの習い事について質問してみました。

「やらせてよかった」習い事は?

最近は、私たちの子ども時代と比べると、習い事の種類もぐっと増えています。どんな習い事が人気、かつ、おすすめなのでしょうか?

まずは、「やらせてよかった」と思う習い事と、その理由を教えていただきました。

ピアノ

「発表会もないご近所の小さな教室ですが、続けていることで自信にもつながっているよう」

「ピアノに限ったことではありませんが、人前で何かを披露するという経験は大きかったと思います」

ママたちの子ども時代には、女の子の習い事といえばピアノでしたよね。今でも、定番の習い事であることに変わりはないよう。

両手でちゃんと曲を弾きこなせるようになるには、定期的な練習が不可欠なので、続ける根気が身につく習い事といえるでしょう。

水泳(スイミング)

「何年も続けていたら、体力がついて風邪を引きにくくなったし、筋力や持久力がアップしたのか、かけっこやマラソンなどのほかの運動も前より得意になった」

「進級テストに一つ合格するごとに自分に自信がつくようで、楽しんで通っている姿を見ると、やらせてよかったと思う」

水泳も、ピアノと並ぶ定番の習い事です。

全身を使う有酸素運動である水泳は、体力づくりにもつながることから、幼児期に初めての習い事として選ぶママも多いようです。

理科の実験教室

「机上の勉強だけじゃなくて、立体的に科学を学べるのが魅力。算数や国語なら、ある程度は家で教えてあげられるけど、本格的な理科の実験は親では無理なので」

「実験に失敗してもあきらめないで続ける根気や、物事に興味や疑問を持ったときに本で調べる習慣が身についたのがよかった」

ママたちの子ども時代にはあまり聞かなかったけれど、最近人気なのが実験教室。背景には、子どもの理科離れが進んでいるといわれていることや、学校教育が暗記する勉強中心であることも影響しているようです。