「I'm 6」と一緒に成長したい
——ワンマンツアーと主催ツアーも始まりますね。ワンマンでは、それぞれのメンバーの出身地やゆかりある地を巡るということで、秋田や鳥取といった、普段はなかなか回る機会のない土地も巡ります。地方に行く上での楽しみはなんですか?
樹:食べ物ですよね。大阪や名古屋、仙台はよく行くのである程度分かっているんですが、秋田や鳥取はなかなか行くことがないので、その土地でしか食べられない名物を食べたいです。
RENA:ツアーの楽しみ、僕はお酒を飲むこと。主催に出てくれるバンドには、仲の良いバンドもいるけど、初めてで知らない人もいたりするので、そんな人たちとどんな絡み方ができるのかなと。
どんなカッコいい音楽をやっている人たちと回れるのかなというのも、楽しみの一つですよね。
——ツアーでは煉さんの出身地の秋田も回りますが、秋田の良いところを教えてください。
煉:食もそうなんですけど、本場の方言をみんなに聞かせたい。
儿:それは確かに聞きたい。
RENA:楽しみ。一番わけわかんないから。
煉:わけわかんない方言一位だと思うんですよ。
儿:ってことは、秋田でのライブに向けて、俺も歌詞を秋田弁に変えなきゃいけない?(笑)
RENA:外国でライブをしたときにちょっと英語でMCをするような感覚ね(笑)。前、煉さんが買ってきてくれた秋田弁単語カードというのがうちにある。めくって暗記する英単語カードの秋田弁バージョン。
全員:爆笑
煉:秋田弁、良い感じに聞かせてあげたいですね。
——ツアーファイナルは新宿BLAZEですが、ワンマンでは最大の箱ですよね。意気込みを聞かせてください。
儿:僕らは初ワンマンツアーなので、ツアーを経てどういう成長を見せられるのかなというのが本当に楽しみなので、それに尽きます。
樹:あまりBLAZE!BLAZE!と意識しないようにするのをがんばりたいです。僕、意識し過ぎると空回りしちゃうんで。
RENA:あまりこうするぞ! というのはないです。でも、「ここより大きなステージに立つぞ、止まらずに成長していく」というのを目標にしたいです。一本一本成長できるライブになれば、おのずと道は開かれるはずなんで。
誠:ワンマンツアー、主催ツアーと回って、ツアーファイナルでBLAZEワンマンなので、やはりしっかり成長した姿を一番大きい会場で見せたいです。バンドがどんどん進化していかないとお客さんが離れちゃうし、失望されちゃうと思うので、本当に意味のあるツアーにして最後に繋げたいです。
ファンの総称を6人目のメンバーを意味して「I’m 6」(アイムシックス)と言うんですが、I’m 6と一緒に成長していけたらなと思います。
煉:僕は楽しめればなんでもいいです。そのためには、ワンマンツアーで経験値をためてレベルアップして、自信を持って臨みたいです。ドラマーとしてワンラックアップしたいです。一皮むけた漢に。「おとこ」は漢字の「漢」でお願いします!
他のバンドでは味わえないTHE BLACK SWANのライブ空間
——では、ライブを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
樹:主催ツアー・ワンマンツアー、全国各地、なかなか普段行けないところでもワンマンをやらせてもらいます。普段は東京がメインなので、遠くてライブに来られないような方にも会いに行きたいです。僕は長野出身なんで、長野でワンマンをやって良い景色を見られたらなと、楽しみにしています。
このワンマンツアーを経て、ファンのみんなと一緒に成長をして、4月22日の新宿BLAZEのワンマンでは一緒に最高の景色を作りたいと思っているので、よろしくお願いいたします。
煉:あちこち各地を回るわけですが、どこだろうと全力でライブに臨むので、どこだろうと全力でお互いライブを楽しんでいきましょう。
RENA:人間は生きていたらいろいろしなきゃいけないことってあると思うんです。ライブに来てくれる人限定の話なんですが、そういう優先順位のなかでこの日のライブに来てくれることを選んでくれたことがまず、第一にうれしく思います。
今までそんな気持ちがなかったわけではありませんが、ここ最近そういう気持ちがどんどん強くなってきました。一本一本を選んで来てくれるという行為がすごくうれしいし、毎回来てくれる人もうれしい。
今回こうやっていろんな土地に行くことにより、初めて会う方もたくさんいると思います。ライブに来ること自体が初めての人もいれば、他のバンドのライブは観たことはあるけどTBSは初めてとか、いろんな人がいると思います。TBSは怖そうなバンドに見えるかもしれないです。新しいアー写もめちゃくちゃ怖いし。
全員:爆笑
RENA:でも、そうやって怖い人がいるバンドでも、勇気を持ってライブ会場に足を運ぶ決意をしてくれたことをうれしく思います。自分がこんなんだからこそ。
僕も昔、キッズだった中学生の頃、ライブハウス怖かったんですよ。タバコを吸っている茶髪の兄ちゃんがいっぱいいて怖かった。でも、ライブが観たいから行ってたんですよ。
——今はRENAさん自身がそんな怖そうな見た目になってますよね(笑)
RENA:中学生や高校生からしたら怖いと思うんです。年配の人になると、分からない世界ですし、足を踏み入れづらいと思うんですが、会場に来てくれたらうれしく思います。僕たちは老若男女誰でもウェルカム体勢で待ち構えています。この記事を読んで、ライブに行こうかなと思ってくれる人がいたら一番うれしい。
ファンの総称を「I’m 6」と掲げているよう、仲間ばかりのツアーです。ワンマンなんて僕らのことを好きな人しかいない空間なので、怖くない。愛があるからこそ怖いことはあるかもしれないけど、そんなに怖い人はいないので、怖がらずにライブ会場に足を運ぶ選択をしてくれたらなと思います。
誠:うちのライブって、本当にメンバーが一本一本のライブごとに成長というか、進化していくので、観ているとすごく楽しいと思うんです。自分で言うのもあれですけど。
それこそツアーごとに、メンバー同士でしょっちゅう飲みに行ったりするんですが、結成当時よりも仲が良くなってきている。そういうのも見てておもしろいだろうし、他のバンドにはないものが絶対うちにはあると思う。ワンマンツアーは5本あるので、その成長を見ていただければと思います。ぜひ、ついてきてください。
儿:8弦ギターとかのサウンドも含めてですけど、他のバンドでは体験できない音だったり、ライブだったりをしたいなと常々考えています。
暴れてヘヴィなバンドはそこそこいると思いますし、ライブが楽しいバンドもけっこういると思います。単純にライブの楽しさでも負けたくないし、プラスαで例えば、『RAGE』 を作ったときに思ったのが「日常の怒り」。そういうものをお客さんが吐き出せる場にしたいし、もっとどろっとした、うちでしか味わえない濃密な空気感にしたいと本当に思っていて。
逆に言うと怖いと思われたりするかもしれないですが、良い意味で他のバンドでは絶対味わえないライブ空間を僕たちもだし、「I’m 6」とも作っていきたい。そうでないとバンドを続ける意味がないと思うので。
THE BLACK SWANはもうすぐ結成3年になるのですが、成長してきてバンドのビジョンが見えてきたときだと思います。これからもさらに進化していきたいです。一緒に進化しましょう。
MEMBER PRODUCE ONEMAN TOUR
メンバーの出身地、又は縁の地を巡り、その地でそのメンバーがその日のライヴのプロデュースを行うMEMBER PRODUCE ONEMAN TOUR。
「Rage against...xxx」
2017.03.12(sun)柏Thumb Up(Produced by 誠)
2017.03.18(sat)秋田LIVE SPOT 2000(Produced by 煉)
2017.03.25(sat)静岡SUNASH(Produced by 儿)
2017.03.26(sun)長野J(Produced by 樹)
2017.04.02(sun)米子AZTiC laughs(Produced by RENA)
ONEMAN TOUR FINAL
「BLAZE OF THE RAGE」
2017.04.22(sat)新宿BLAZE