5.できないことは正直に言って手伝ってもらおう
悪い情報を相手に伝える時、ものすごく気を遣う。「できない」と言うことが、自分の評価を落とすことだと思ってしまう。特に頑張り屋の女性ほどこのような傾向があるようです。
とはいえ、ビジネスの世界では悪いことほど早く伝えた方がいいですよね。悪いことを事前に知っておけば対策も取れますし、更なる悪化を防げます。
実は「できないんです」と言ってもそれほど周りからの評価は落ちないのですが、多用すると「やる気が無いのか」と思われてしまう危険性があります。
そこでオススメなのは「手伝ってください」という言葉。
「間に合わなさそうです、手伝ってください」と言うことで、やる気を相手に見せることができます。
「手伝ってください」と誰かを頼るのは悪いことではありません。あまり自分を追い込まないで、みんなで仕事をしているんだという意識で仕事をしてみてはいかがでしょうか。
6.不安と謙遜はあまり口に出さない方が良い
仕事を続けていると、新しい事に挑戦するチャンスが訪れることってありますよね。
そんな時、女性は不安な気持ちや謙遜の気持ちも同時に伝えてしまうことがあります。というのも、女性は思ったことや気持ちを言葉に出す傾向があるからです。
ところが、そうすると相手の男性からは「彼女に任せて本当に大丈夫なのか?」と疑問を抱かれてしまいかねません。
男性にとって不安な言葉は「できないかもしれない」という言い訳や、できなかったときのための予防線と捉えられてしまう可能性があるためです。
特に面接やプレゼン(商談)、交渉のときには要注意。ビジネスの場では「やるか/やらないか」の質問に対しては不安な気持ちの前置きをしない方が信頼を得ることができます。
「たぶん…」
「今までに経験はないのですが…」
「…と思います」
「この業界については詳しくないのですが…」
こんな言葉が口癖になっていないか、一度見直してみてはいかがでしょうか。
7.成果を声に出して自分の評価を上げよう
多くの男性は、自分が過去に上手くやった経験を言葉に出して伝えます。そしてそれが相手の男性を安心させることにも繋がります。
なぜなら男性は相手の成果を知ることで「この人はこれができるから、任せても良い」という気持ちになる傾向があるからです。
つまり職場の男性相手に「自分を正しく評価してもらう」「自分の評価を上げる」には、成果を示すことが効果的なのです。
ところが、女性の多くは過去の成果を声に出して言うことをはばかります。
自慢になってしまい、「そういうことを言う人は自己主張が強く、空気を読めない人である…と思われてしまうのでは」と考えるからです。
しかし前述の通り、ある程度成果を見せていった方が男性を安心させ、「この人になら任せても良い」と思ってもらえます。
男性相手に伝える時は、ぜひ男性に分かりやすい方法で伝えてみてください。
8.男性が考え出したら結論を待とう
女性にとって結論を出すタイミングは、会話の終了時(会話が止まった時)であることが多いです。
女性は会話の中で物事を決めていく傾向があります。
会話している間に決定するための情報を集めたり、決めるための条件を整え、あとは決めるだけの状態になった会話終了後すぐに結論を出すのです。
一方男性が物事を決めるときは、一旦会話を止めて考えた上で結論を出す傾向があります。
例えばそれぞれの特徴などを説明された後に「どっちが良いですか?」と聞かれた時、男性は心の中でこんな風に考えています。
「うーん、こちらをこうすると失敗しそうだ。」「なら、あちらをこうしてみたらどうだろう?」
「まだまだどうか分からないな。じゃあ、こうしたらいけるかな?」「うん、いけそうだ。じゃあ、こっちにしよう。」
頭の中でじっくりとシミュレーションをして物事を決めます。つまり情報が出てもすぐに結論を出せるわけではないのです。
「もう情報は全部出ているのだから、早く結論を出せばいいのに」…と急かしてしまいそうですが、男性にとって考える余裕は結論を出す上で必要な時間。男性が考え出したら一息飲んで結論を待ってみることをお勧めします。その方がきっとお互いの関係も良くなるでしょう。
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職場の男性との付き合いを円滑にするために、自分が良いと思った方法ではなく相手が受け入れてくれる方法を実践していきたいですね。
原作:織田隼人