■荒木先生のスタンドは予想通りの……?
集英社やGUCCIだけでなく、『ジョジョ』25周年にあたり大物企業も企画参加の名乗りを上げている。まずGoogleが、ウルトラジャンプ初の公式ファンページとして「JOJO+」をGoogle+(グーグルプラス)に開設。25周年の最新情報を届けるほか、アンケートや写真投稿などファン参加型の企画が実施されるという。ビデオチャット機能を活用して東京展の様子をリアルタイムに届けられるらしく、直接会場へ行けない遠隔地のファンにはありがたいサービスだろう。
なお報道陣にも知らされていなかったサプライズとして、この25周年企画のために荒木先生が新たに作ったスタンドが公開された。スタンド名は「Remote Romance(リモートロマンス)」で遠隔操作タイプとのこと。
スタンドといえば外見だけでなく能力や弱点も気になるところだが、生みの親によると「え?あの……どんな能力なんでしょうね?」というコメント。聞いていて「考えてないんかい!っていうかスタンド使いの本体は誰よ!?」と心の中で突っ込んだのは記者だけではあるまい。ただし直後に「まだ秘密らしいんで」とフォローがあったことから、実はもう設定があるようだ。リモートと名がついて遠隔操作型ということは、おそらく上記「JOJO+」のビデオチャット機能に関連していると個人的には予想する。いずれそのあたりの情報が明らかになるのをわくわくしながら待っていよう。
Googleに続いて、大日本印刷株式会社から、AR(Augmented Reality=拡張現実感)技術を活用した展示のデモンストレーションがあった。作品名にちなんで「奇妙な体験」と名付けられ、さらにその中から2つの展示内容が紹介された。
ひとつは杜王町をフィーチャーした仙台展むけの企画「ジョジョの奇妙な杜王町MAP」。第四部の舞台となった杜王町の地図にiPadやiPhoneをかざして読み込ませると、画面上でその場所にちなんだオリジナルコンテンツ(ショートストーリー)を見ることができる。iPhone系のデバイスを持っていない来場者でも、ちゃんと会場にiPadを用意してくれているから心配ない。仙台在住の方は、ぜひ会場で奇妙なマップを体験してみてほしい。