「お小遣いをあとほんのちょっと増やしたい」そんなお悩みをお持ちのママは多いのでは?あと5万円…いえ、3万円もあれば、月に1回外食もできますし、子どもの習い事も増やしてあげられます。

しかし、働きに出ようにも、子どもが小さかったり、預け先がなかったり…。ご主人や義両親に「子どもが小さいうちは家にいてほしい」なんて念を押されているママもいらっしゃるかもしれません。

お小遣いを増やそうと思うと、一見、「節約」か「外に働きに出る」かしかないように思いますが、実は主婦だからこそできる錬金術というのがあるのです。

忙しい主婦でもできる! スマホで月8万円を得る方法』『主婦が1日30分で月10万円をGetする方法』の著者であり、主婦のための起業塾「彩塾」の塾長であるMOMOさんこと山口朋子さんに、「ママのお小遣いを増やす錬金術」について伺いました。

主婦のお小遣いを増やす“おうち起業”とは?

家にいながら、スキマ時間を有効活用して起業することを、“おうち起業”といいます。

MOMOさんは、「1日30分程度の時間を使うだけでも、主婦が月に10万円以上稼ぐことは可能」だとおっしゃっています。

実際、MOMOさんが塾長を務める主婦のための起業塾『彩塾』では、“おうち起業”で、収入を得ている主婦がたくさんいると言います。

そして、MOMOさん自身も、“おうち起業”で成功された方のひとりです。

出産を機に退職されたMOMOさん。幸せな毎日なはずなのに「なにか物足りない…」という思いを抱えて過ごしていました。

そこで、スキマ時間を使って、ネットオークションで不用品を売ることから始め、その後、得意のパソコンを使ってホームページを作り、アフィリエイト(成果報酬型広告)に挑戦しました。

アフィリエイトに関して、最初はなかなかうまくいかなかったものの、通信制の塾に入り勉強をした結果、翌月にはなんと月収20万円以上稼げるようになったそうです。多いときは、月に100万円を優に超える収入も得たのだとか。

なぜ普通の主婦が家にいながらこれだけ稼げるか?というと、今はネット社会。

無料のSNSやブログ、ホームページなど、インターネットの力を活用して、初期費用がゼロでも誰でもカンタンに始めることができるからです。広告費や宣伝費も無料です。

さらに、起業の種は、「思わぬところにたくさん隠されている」と言います。

 なぜ主婦は起業に向いているか?

MOMOさんは、「実は、主婦は、起業にとても向いている」とおっしゃっています。

その理由が、主婦の“消費者感覚”の鋭さ。家計を握り、毎日のように買い物をしている主婦は、モノの相場や値ごろ感を掴むのがとても得意です。これは、大企業のマーケティング担当者の男性が逆立ちしてもかなわないほどだと言います。

「このサービスにこれだけのお金は出せないな」「このぐらいの値段だったら出せるかな」というのが直感的に分かるのですね。

そのため、主婦がいざ起業してみると、モノやサービスの値段設定が絶妙にうまいケースが多いのだとか。

また、主婦は、“ニーズを掴む能力”にも長けています。主婦をしていると、日々の生活の中で、「こんなモノやサービスがあれば便利なのに…」という思いを抱くことが多々あります。

消費者として素直なニーズを実感していることが、モノやサービスを提供する側になったときに、とても活きてくると言います。