AKB48を卒業した小嶋陽菜

 AKB48の小嶋陽菜が自身29歳の誕生日の19日、AKB48劇場での卒業公演後、東京都内で行われた囲み取材に出席した。

 1期生としてデビューし、約12年間にわたってAKB48で活動してきた小嶋。卒業生の高橋みなみも駆けつけた卒業公演では自らが手がけたセットリストでパフォーマンスし、「シュートサイン」「ハート・エレキ」「ハート型ウイルス」「桜の花びらたち」などアンコール含む全20曲を披露した。

 卒業したいまの心境を問われると「卒業公演のセットリストを自分で考えて、見せるのが楽しみだった。それが終わっちゃって、本当に終わっちゃったんだという感じ。卒業の実感というのはないです」と語り、「いままでたくさんの卒業生を見送って、ついに自分の番。自分もこんなことをしてもらえるなんて思ってもいなかったので、あらためて長い時間いたんだと思いました」と感謝を述べた。

 AKB48で過ごした日々は「周りのスピードが早すぎて、ただただついていったら12年間たっていた。怒涛の12年間でした」と振り返り、12年間を自己採点すると「みんなからも100点って言われます。自信あります」と晴れやかな笑顔を見せた。

 卒業にともなう恋愛解禁については「卒業しますと言ってからずっと仕事モードであまりピンとこない。アイドルだからって遠慮していた人たちもいるんじゃないかと思うので、AKB48じゃなくなって周りからどう見られるのか、変化はあるのかな」とアプローチにも期待を寄せた。

 自身にとってのAKB48は「いままでのすべてです」と万感の思いを漏らし、今後については「これをしますってものはないけど、のんびりしつついろいろなことを吸収していきたい。今やっているファッションのお仕事は長く続けたいです。女性誌のお仕事もさせていただいているので、もっとすてきな女性になりたい」と目標を語っていた。