2019年のテーマは「転生」、生まれ変わったのは意外なアレ

angelaのミュージックワンダー★大サーカス2019 LIVE Blu-ray

─想いが強いこともあって大サーカスは「愉快」ですよね!昨年末に行われた『angelaのミュージック・ワンダー★大サーカス 2019』のブルーレイが、6月17日に発売されますが、テーマは?

atsuko「この回で11回目、特大を入れて12回目になるのですが、毎回テーマは違っていて、2019年は『転生』です。セットの中に象がいるんですけど、初日は象はただのセットだったんです。

でも、2日目はこの象がいきなり喋りだすんです。そしてこの象の前世は意外な肩書きがあって、angelaとの対話の中でストーリーが膨らんでいきます。

だから2日連続で来てくださった方ほど驚いてましたね。『え? 喋るの?』って。『今日は昨日と違うことやってくれるんだな』って新鮮味を感じて欲しかったんです。」

─斬新なアイデアですよね。正直、吹き出しました(笑)。華麗な衣装や、クラウンの皆さんの登場や、影絵や、オブジェにしか見えない象が喋りだすなど、驚きがいっぱいですが、楽しい演出が出来上がるまでの裏話を聞きたいです!

KATSU「これまでのangelaの大サーカスを知らない人からすると、アニソン歌手によるアニソンのライブだと思いますよね。もちろん、アニメ作品へのリスペクトは大事にしています。その上で演出をしています。

angelaのっていうと2人で大サーカスをやってるイメージかもしれませんが、ダンサーチーム、バンドチーム、クラウンチーム、スタッフさん含めての大サーカスなんです。僕らがあれやってこれやってと指示を出すというより、各セクションのプロフェッショナルたちによる意見の集合体でできているんですよ。

そのお披露目を2人が仕切っているという捉え方が近いかな。象を動かすにも、みんなで意見を出し合っていて。」

─こだわっていることは?

KATSU「豪華すぎずチープすぎず、手作り感を出します。だからオブジェの象を動かすにしても、紐は見えてて欲しいって。『これ、どうやって動かしてるの?』って驚かせるんじゃなく『うわ、紐で動かしてるよ〜』って丸わかりの方が面白いじゃんって。

お金かけちゃえばいくらでも豪華な演出ってできちゃうと思うんです。でも、そうじゃなくて人力でやってるところが面白さの一つなんですよね。」

atsuko「紐で釣ってるだけなので上にしか動きませんけど、あれがいいんです。でも、裏舞台は必死でしたね。音響さんまで、象の動きが悪いことに対して『おい、どうなってんだ!』って一生懸命指示を出していたんですよ。毎回のことですがチームワークがすごいんです!」

─お二人が考える今回の大サーカスのクライマックスは?

KATSU「シーンというより、ブルーレイの楽しみ方なんですけど、1回目は普通の本編を鑑賞してもらって、2回目は必ずオーディオコメンタリーを楽しんで欲しいです。今ではオーディオコメンタリーありきの大サーカスになっていますので。

ぶっちゃけ、オーディオコメンタリーの役目は果たしてないんですが、ラジオを聴いてる感覚の3時間で楽しめますよ!」

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atsuko「実は本番で私がセリフを1つ飛ばしてしまうところがあるんです。それはテロップで補完してあるのですぐわかるんですけど、その時のKATSUさんの表情がね、何度見ても笑えるんですよ。なぜそうなったのかも、オーディオコメンタリーで語ってますので、そこは見所ですね!」