スマホ決済の不正利用防止策

1.決済機能をスマホに集中させない

私はスマホで利用する決済方法はQRコードのみにしています。おサイフケータイ®やApple Pay®などQRコード決済の他にもスマホで利用できる決済方法はありますが、多くを利用せずQRコード決済に絞りました。

スマホには紛失や盗難時の不正利用の他にも、電池切れ、故障、水没、システム障害、機種交換時の残高移動の手間など、沢山のリスクがあると考えているので決済機能をスマホに集中させないようにしています。

2.画面ロックをかける

私は虹彩認証を利用しています。紛失や盗難の時はもちろん、子供たちがこっそりスマホを開くことも防げます。

電子マネーの不正利用防止策

1.オートチャージにしない

オートチャージは、残高が設定した金額を下回ったら自動的に登録している銀行口座からチャージしてくれる機能です。電子マネーの補償は、利用停止を連絡して手続きが済んだ時点からなので、もしオートチャージを設定した電子マネーの紛失に気付くのが遅れたらその間の不正利用は補償の対象外です。

キャッシュレス決済は便利さの反面、安全に利用するためのひと手間や管理が大事になります。

ここでご紹介した方法以外にも、キャッシュレス決済を安全に利用するためにできることは色々あります。皆さんも自分に合った方法でキャッシュレス決済を安全に使いこなしていってください。

小峯洋子

キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャル・プランナー/FP事務所 はっぴーまねープランニング代表

不動産会社、住宅メーカー部勤務を経て、2014年にFP事務所を立ち上げた。子育て世代向けマネー講座や、金融教育に力を入れている。

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2023年までに2000件以上の講座実績を持つ。公式サイト「キッズ・マネー・ステーション