インゲラ・イルマン《ジャイアント・ホグウィード》(部分) 2016/2020 Photo by Sebastian Dahlqvist
生身の作品と向き合い、身体でアートを楽しむ喜びを体感してみては?
スウェーデンのインゲラ・イルマンは、欧米に生える「ホグウィード」という植物を巨大化した立体作品を展示する。
美しい植物でも、実は光が当たると毒を持ち、人が触るとかぶれたり指を切ったりする。しかし時にはその毒を美しく感じたりもする。
この大きな作品の周囲を自由に見て回ることで、植物と共生する大切さを思い出すだろう。ただ作品を見るというのではなく、アーティストも観客も考え方を固めないで作品を楽しむというのが、今回のヨコハマトリエンナーレの味わい方かもしれない。
コロナ禍での開催にあたり、各自でマスクの着用は必須。それぞれの会場では、1時間あたり140人程度の入場制限が行われる。チケットは日時指定の事前予約制で、毎月1日午前10時に翌月分のチケットが販売される。
こうした時期だからこそ、リアルに作品と向き合い、生身の身体でアートを楽しむ喜びを体感してほしい。
レーヌカ・ラジーヴ《サイボーグは敏感》 2020 ⒸRenuka Rajiv
岩井優 ⒸMasaru IWAI, Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art
佐藤雅晴《ガイコツ》2018 ⒸEstate of Masaharu Sato, Courtesy of KEN NAKAHASHI
詳細は『ヨコハマトリエンナーレ2020』公式サイトをご覧ください。
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