叱っても、その後のフォローは忘れない

ーー忙しい日々の中でつい子どもを叱ってしまったり、自分の気持ちに余裕がなくなって、後で反省するということはどんなパパママでも経験があると思います。あおむろさんはそんなときどうされていますか。

私たちも人間ですから、つい感情的に叱ってしまうことについてはもう本当に仕方がないこととしか言えません。たとえ叱ってしまったとしても、その後しっかりフォローすれば大丈夫。

大切なのは日々の関わり方の積み重ねですから。子どもは私たちが思っているよりずっと、私たちに愛されていることを理解しています。叱ることについて罪悪感を持つ必要なんてありません。

ーーお子さんが生まれる前と、今とでは「父親」に対するイメージに変化はありますか?

子どもが生まれることで「父親」になるのではなく、子どもと関わっていく中で「父親」になっていくのだなあと思います。抽象的な表現になってしまいますけれど。

ーー今後お子さんとやってみたいことはありますか?

上の子どもが音楽教室に通い始めたので、いつかピアノで連弾をしてみたいです。ピアノ練習しなくちゃ……

いかがでしたか。あおむろひろゆきさんの著書『新米おとうちゃんと小さな怪獣』はパパはもちろん、ママが共感できるポイントがたくさんあり、思わずクスッと笑ってしまいます。

2人目が生まれて、上の子との関わり方に戸惑ってしまう、というのは子育て家庭にはよくある悩み。

「あるある!」と笑わせてくれるだけではなく、参考にできる部分が多いのも嬉しいですね。

子どもとの関わり方に悩むパパだけではなく、「なかなかパパが育児に参加してくれない」なんてお悩みのママも、何気なくリビングに置いておいて、パパの目に触れさせてみるなんて作戦もあり!

ぜひ手に取ってみてくださいね。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。