9月4日(金)公開の『映画 きかんしゃトーマス チャオ!とんでうたってディスカバリー!!』でゲスト声優を務めたお笑いコンビ・麒麟のお2人。
劇中曲では美しいハーモニーを響かせ、私生活ではともにパパとして奮闘中のお2人に、パパ目線で感じた映画『きかんしゃトーマス』の魅力や子育てへの思いを聞きました。
※取材は公開延期前の2月に収録しました。
超個性的キャラ、ロレンツォ&ベッペ登場!
今年、原作誕生から75周年を迎えた『きかんしゃトーマス』。
劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス チャオ!とんでうたってディスカバリー!!』(9月4日公開)では、トーマスがソドー島を飛び出し、イタリアで大活躍!
ちびっ子を飽きさせない音楽いっぱいの楽しい構成で、冒険のワクワク感、仲間と助け合うことのすばらしさを伝えてくれます。
そんな今作では、歌を愛するイタリアの古い機関車「ロレンツォ」を麒麟・川島明さんが、ロレンツォの歌のパートナー「ベッペ」を田村裕さんが演じます。
「すべての線路は宝物に続く」が口ぐせのロレンツォは好奇心のかたまりで、陽気な客車・ベッペといつも一緒。しかし、みんなの反対を押し切って宝探しに出かけ、迷子になってしまったのです。果たして、ロレンツォとベッペの運命は…!? もちろん、2人の美声が堪能できる歌唱シーンも!
トーマスに負けない超個性的なキャラクターを演じたお2人に、作品の魅力や子どもたちに伝えたい思いをたっぷり伺いました。
「キャラクターの多さにまず驚きました」
――『きかんしゃトーマス』にはどんなイメージを持たれていましたか?
川島 …種類が多いなって。
田村 ワハハハ!乗り物のね(笑)。
川島 僕、トーマスビギナーやったから。2歳になる娘がちょうど最近になって「トーマス」にハマって僕も一緒に見るようになって。
娘が「これがエドワードだよ」とか教えてくれるんですけど、キャラクターの多さにまず「おお…」と思いましたよね。
娘がハマったこのタイミングでお話をいただいたのがめちゃくちゃ嬉しくて、オファーを即決しました!
田村 僕は子どもの頃にテレビで見た記憶があります。世界的に愛されてる作品にかかわれるのは非常に光栄ですし、なかなかないチャンスなので、出演させていただけてありがたいなと思いましたね。
――お二人の役どころ、ロレンツォもベッペもとにかく明るく前向きで、ロマンを語るとても魅力的なキャラクターですね。
川島 ロレンツォは完全に自分が主役、伝説になった気でいますからね。でもそれって、今の時代に必要な力じゃないかと思うんですよ。
田村 男が弱くなってきてるからね。
川島 今の時代は主張したくても“空気読め”となりがちですけど、ロレンツォはまったくトーマスに譲る気がない(笑)。
自分は絶対なんだっていう一本筋の通った、これぞイタリアの伊達男!っていうキャラクター。演じさせてもらってすごく気持ちがよかったですね。
僕らもそうなんですけど、芸人って誰かから「おもろいな」って言われてこの世界に入ったわけじゃなくて、自分のことがおもろいと思うからこそ入ってきてる。全員そうだと思います。
大人になるとそういう自信ってなくなりがちだから、子どもたちにはぜひ、「自分が一番楽しめばいい」っていうことをロレンツォから学んでほしいですね(笑)。それがいつか身を助けると思うんです。
田村 いつか武器になるよね。
――ベッペが一緒に楽しんでる感じもいいですよね。
田村 ね。あんなに振り回されて、ベッペはなんで怒らないんでしょうね(笑)。
ベッペの無邪気さと緊張感のなさと、ロレンツォに対する信頼、関係性ができあがっているんでしょうね。
2人一緒ならネガティブなことをあまり思わない。いい距離感だと思いますよ。