「単身赴任でこちらに来ていた既婚の彼。

業務で接するうちに親しくなり、不倫関係になりました。

彼はいつもお昼がコンビニ弁当で、週末を彼の部屋で過ごした次の月曜日に、私が彼と自分のお弁当を作ったことがあります。

その日の彼は外回りで、お昼は外で食べる予定だったので、手作りのお弁当を会社の人に見られることはないと思っていたのですが……。

お昼休みに彼から

『取引先にランチに誘われて、弁当がありますって断ったら一緒に食べることになった』

『○○さんに君が作ってくれた弁当を見られたけど、大丈夫かな?』

とLINEが来ました。

同じ会社の人じゃないし気にされないだろうと思っていたのですが、その人がうちの別の社員にこのことを話したらしく、

『夫の単身赴任先でお弁当を作ってくれるいい奥さんがいる』

としばらく噂になりました。

彼に聞いたら

『俺が料理できないのはみんな知っているし、そう言うしかないだろ』

と。

もしこの話が彼の奥さんに伝わったら、と思うと怖くてたまらなかったですね……」(35歳/総務)

人に注目されないだろうとやったことが、思わぬ方向へ発展するのはよくあることですが、特に不倫中は自分の痕跡を他人に見られるのは控えたいもの。

実際は不倫相手の女性が作ったものなのに、妻が単身赴任先に来ていたとついた嘘は、どこまで届くかわからないのが社内不倫の恐ろしい点です。