職場に気になる人がいる、もしくは、すでに社内恋愛をしている……そんな人にとって、職場での振る舞いはとても気を遣いますよね。

社内恋愛をしたいけれど、上司や同僚にバレるのは嫌だし、仕事に影響があると怖い! そう不安になっていませんか?

そこで今回は、恋愛心理カウンセラーのえみんぐさんに、社内恋愛でトラブルにならないための基本的な心構えやうまくいくためのポイントをうかがいました。

「社内恋愛」の基本的な心構えはこの2つ!

まず、社内恋愛は、基本的にどんな心構えが必要なのかをえみんぐさんに教えていただきました。

えみんぐさん(以下、えみんぐ)「“ご自身の同僚が社内恋愛をしていたとき、自分だったらどう感じるか、どんな振る舞いだったら嫌な気持ちにならないか”と、立場を変えて考えてみると良いかと思います。

その上で、周囲が気持ちよく仕事できるよう、次の2つのことを行うのをおすすめします」

1: 2人にしかわからない私情・感情は持ち込まない

えみんぐ「つまり、プライベートと仕事は徹底的に分けるということが重要。仕事中に2人だけの話題を持ち込まないということですね。

特に感情は絶対に持ち込まないことが鉄則です」

2: 2人の間でのルールを設ける

えみんぐ「社内恋愛をうまく行う場合、お互いにコミュニケーションが取れていることが何よりも大切になってきます。

コミュニケーションが取れていないと、ちょっとした誤解を招いて周囲に気付かれてしまうということも。まずは相手とルールを設け、すり合わせしていくようにしましょう。

例えば、

  • 周囲に会社外で一緒にいることが発覚したとしても『付き合っていない』と貫く
  • 行き帰りの電車は一緒に帰らない

などのルールです」

「社内恋愛」でトラブルにならないための鉄則

1: 「社内では話さない」などの2人だけのルールを決める

えみんぐ「これは先ほどお伝えしたことですね。しっかりコミュニケーションをとり、2人でルールを決めて行動しましょう」

2: 彼氏の情報は必要以上に詮索しない

えみんぐ「社内であるがゆえに、彼氏の評価や彼氏の立場、状況、仕事ぶりが、同僚を介していくらでも把握できてしまうため、必要以上に彼氏の情報を詮索しないことが大切です。

彼氏の情報を必要以上に人を介して知ることで、勝手な心配ごとを自分自身で作り出し、先回りの行動や妄想によって、彼氏を誤ってジャッジしてしまう恐れがあります」

3: 彼氏とかかわる同僚に嫉妬しても、気持ちをぶつけない

えみんぐ「彼氏が仕事で同僚の女性とかかわるのを見たとき、嫉妬を感じるのであれば、それは彼氏の問題ではなく、自分が“嫉妬”を選択しているからということを認識しましょう。

彼氏に気持ちをぶつける前に、自分がどうしたいかをまず冷静に考えてから、話をするのをおすすめします」

4: 仕事についてのアドバイスは求められたときにする

えみんぐ「彼氏が仕事で悩んでいるとき、仕事についてのアドバイスを求められたら相談に乗るようにし、求められていなかったらそっとしておいてあげましょう。

男性は女性と違い、誰かに相談せず、一人で解決する生き物でもあり、プライドの生き物です。

同じ社内なので彼氏の立場や状況が見えてしまい、なんとかしてあげたくなるものですが、それがお節介になることも。彼氏のプライドも考えた行動を心がけましょう」

5: 打ち明けるのは信頼できる人だけにとどめ、責任を持つ

えみんぐ「会社の同僚に、社内恋愛をしていることを打ち明ける際は、信頼できる人だけにとどめておきましょう。

打ち明けた以上、いずれ噂は広まってしまう前提でいることが重要です。噂が広まったときは、噂を広めた人が悪いのではなく、あくまでも打ち明けた自分の責任です。

自分の発言に責任を持って、心を決めてから打ち明けましょう」