「仲のいい女友達で、みんなでご飯を食べに行っても最後までメニューが決まらないとか、飲み会の参加の決定がいつも遅いとか、いわゆる“優柔不断”な子がいます。
『失敗するのが怖くて決められない』
とその子自身も言うのですが、確かに団体行動しているときなんかは彼女を待つ場面が多くて、手持ち無沙汰な時間があります。
でも、俺は逆に思いつきで行動して失敗することが多い“待てない”タイプで、そんな彼女の慎重なところはいいと思うんですよね。
以前、みんなでキャンプをすることになってたまたま彼女と買い出しの係になり、一緒にスーパーに行ったとき、
『この炭は安いけど着火剤がないから、別に買わないといけなくて荷物になる。こっちはちょっと高いけど長持ちするし、量もちょうどいいから無駄にならないよ』
とバーベキューの炭ひとつでもきちんと考えていました。
俺だったら安いものを適当にぱっと選ぶけど、それだと損をすることもあるな、とそのとき思いました。
自分に関しては優柔不断がネガティブに出るけど、みんなのことを考えるときはすごく頼りになるというか。優柔不断は確かにテンポを悪くするときもあるけど、時と場合によると思います。
俺はこの子の慎重な性格が好きです」(30歳/営業)
優柔不断と聞くと、「面倒くさい」「トロそう」などネガティブなイメージを持つことが多いですが、反対にすぐに行動に出て失敗する人にとっては、その慎重さが大きな“武器”に感じられます。
特に、その“決め方”がほかの人の役に立つような場面を見れば、自分にはないポジティブな影響に気がつくもの。
女性にとっては短所になるような性格も、男性からすれば大きな信頼を持てるのですね。