相場が下がった!どうすればいい?

今回は新型コロナウィルス感染症の感染拡大懸念がきっかけでしたが、相場が下がる要因は色々あります。そんなとき、どんな対処をすればいいのでしょうか。

1)慌てて売らない

これ以上下がるのではないか…そんな不安にかられるのが人間の心理でしょう。

ですが、前述したように投資とは上がったり下がったりするものです。ここで慌てて売ってしまってもいいことはありません。

2)積み立てをやめない

投資信託など毎月定期的に購入している場合、やめないでそのまま続けてください。ドルコスト平均法の恩恵を受けましょう。

ドルコスト平均法とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の1つで、毎月定額で定期的に購入していく手法です。高いときは少し、安いときには多くの量を買うことになり、平均買い付け単価を抑える効果が期待できます。

ドルコスト平均法は短期間で利益を出す手法ではありません。そのため積み立てをやめないということが大事になってきます。

3)3つの余裕を持つ

基本的に相場が下がっても今までと同じスタイルを貫くというスタンスが大事だと私は思っています。長い目で見ればこの状況がいつまでも続くとは思わないからです。

そのために必要なものは3つの余裕です。

1つ目は心の余裕。相場が回復するまで待てる心を持っているかどうか。

2つ目は時間の余裕。相場が回復するまで資金を使う予定がなく、待つ時間があるかどうか。

そして3つ目、資金の余裕。余裕資金であるかどうか。使う予定の決まっていないお金であれば待つことができると思います。

旅行が好きで旅行や交通関係の株を多く所持している我が家も新型コロナウィルス感染症の影響で打撃を受けました。まだまだ回復までは程遠い感じですが、何もせず時を待っている状態です。

そしてこの状況下でも株価が上昇している銘柄もあります。そのような銘柄を見つける目を養うことが投資をしていく上で重要であると感じています。

【執筆者】串宮由紀子(くしみや・ゆきこ)

マネーサロンなないろ主宰
ファイナンシャルプランナー(AFP)キッズマネーステーション認定講師 総合旅行業務取扱管理者
2013年、ママ達が気軽にお金について話す場を設けたく、マネーサロンなないろを立ち上げる。子育て中のママという立場から、ママと子ども達へお金についてわかりやすく伝授している。現在自分も2人の娘(中2、小5)にマネー教育を実践。

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2023年までに2000件以上の講座実績を持つ。公式サイト「キッズ・マネー・ステーション