子育て真っ最中は、日々の育児、そして教育費・生活費のやりくりに追われ「自分の老後なんて考える余裕がない!」というのが本音だったのではないでしょうか。

子どもが独立したり、手がかからなくなったりして、ようやくひと息ついた時、ふと頭をよぎるのが「自分たちの老後資金」。しかし、「教育費のピークが終わったはずなのに、なぜか思うようにお金が残らない…」と焦る方は少なくありません。

その原因、実は現役時代の勢いのまま膨らんでしまった「固定費のメタボ化」にあります。

定年を迎える前の「今」こそ、家計をスリム化する絶好のチャンス。今動けば、定年までに数百万円の差がつく、ストレスフリーな固定費整理のコツをFPの視点でお伝えします。

なぜ「定年前」の今、固定費を整理すべきなのか?

食費や電気代をこまめに削る節約は、労力の割に効果が薄くストレスが溜まりがちです。

一方で、毎月自動で引かれる「固定費」は、一度の手続きでその先の節約効果が続きます。

固定費は「一度の見直しで効果が継続する」最強の節約

固定費とは、家賃や通信費、保険料など「毎月決まって出ていくお金」のこと。

これらは「一度見直せば、その後は我慢しなくても自動的に節約効果が続く」という最大のメリットがあります。

「老後の生活サイズ」への予行演習になる

定年後は現役時代よりも収入が下がることが一般的なため、今のうちに支出のベースを小さくしておく必要があります。

例えば、毎月2万円の固定費を削減できたら年間24万円、定年までの10年間で実に240万円もの大金が浮く計算になります。