『トムとジェリー展』が、横浜赤レンガ倉庫にて12月18日(金)~1月13日(水)に開催されることが決定した。
1940年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの天才コンビが世に送り出した短編アニメーション『トムとジェリー』。 ネコとネズミのドタバタ劇は瞬く間に人気を博し、 7回のアカデミー賞に輝く大ヒットシリーズとなった。
本展は、2020年に誕生80周年を迎えることを記念した世界初の展覧会。アメリカのワーナー・ブラザーズ アーカイブで保管されていたものを中心に、約250点の原画や資料を展示する。
『トムとジェリー』のデビュー作「上には上がある」の貴重なセル画や設定資料、 アカデミー賞に輝いた「ピアノ・コンサート」や、「武士道はつらい」のラフスケッチ、ストーリーボードなどを通して作品の魅力に迫る。
また『チキチキマシン猛レース』や『原始家族フリントストーン』など、 日本の子供たちをも虜にしたハンナ=バーべラ作品も振り返る。
【展覧会詳細】
第一章:史上最強コンビ誕生
1940年に誕生した『トムとジェリー』。アニメーションが生まれた背景や誕生秘話、また、 アカデミー賞受賞作品を音と映像で紹介。「上には上がある」「武士道修行も楽じゃない」「ピアノ・コンサート」ほか。
第二章:『トムとジェリー』シリーズの魅力
エピソード、レイアウト、サブキャラクター、タイトルバックを切り口に、『トムとジェリー』の魅力を紐解く。 また、ジェリーにコテンパンにやられているトムの姿を立体作品で展示。「トムさんと悪友」「素敵なお下がり」ほか。
第三章:次世代に受け継がれた『トムとジェリー』
1986年以降の『トムとジェリー』作品を紹介。また、ハンナ=バーベラの意思を引き継いだアニメーター、スパイク・ブラント氏の貴重なコレクションと、スパイク氏のデスクも再現する。「トムとジェリーの大冒険」「オズの魔法使い」ほか。
第四章:テレビ界に進出した、 ハンナ=バーベラ
低予算で毎週テレビ用アニメを制作する必要から、 ハンナとバーベラが生み出したリミテッド・アニメーションの手法とともに、 日本での馴染みが深いテレビシリーズを、懐かしい映像や音楽とともに紹介。『スクービー・ドゥー』、『チキチキマシン猛レース』、『原始家族フリントストーン』ほか。
第五章:『トムとジェリー』追いかけっこは永遠に
今も続くトムとジェリーシリーズ「トムとジェリーショー」の資料を紹介するほか、この展覧会だけの特別映像を上映。