フレッシュな顔ぶれ、斬新な切り口、オリジナル作ファンの心をくすぐる魅力&エモさがたっぷりの『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』。
ハイレベルなダンスパフォーマンス、愛おしすぎる主人公たち、オリジナルシリーズからのサプライズなど、とにかく見どころが満載なんです。全人類に勧めたい作品!
今回は、オリジナルの『ハイスクール・ミュージカル』3作公開当時に高校生だった、ド真ん中世代の筆者が、本作を徹底解説。
どんな世界線?オリジナル作のキャストは出演する?など、気になる人が必ず見たくなる、おすすめポイント4つをご紹介します。
気になるあらすじは?
本作は、映画『ハイスクール・ミュージカル』がイースト高校で撮影されてから、15年後のお話。
かつてのロケ地だった高校に現在通っている、演劇部の生徒たちが、新作ミュージカルとして『ハイスクール・ミュージカル』を上演する、というストーリーです。
ガブリエラ、トロイ、ライアン、シャーペイ役に挑戦するフレッシュな顔ぶれ、『glee/グリー』や『ヘアスプレー』を手掛けたザック・ウッドリー振付による、迫力のダンスシーンなど、見どころ盛沢山!
単体でも楽しめますが、『ハイスクール・ミュージカル』ド真ん中世代のファン視点で見ると、懐かしさやエモさがこれでもか!と、散りばめられているんです。
では4つのポイントに沿って、本作の魅力をご紹介して行きましょう。
1.練りに練られた世界線
本作の主人公たちは、トロイやガブリエラの関係者ではありません。
たまたま昔ロケ地になった高校に通っているだけで、
「15年前、うちの高校で『ハイスクール・ミュージカル』って作品が撮影されたらしいよ」
「へーそうなんだー」
ぐらいの認識。
そこに、かつて『ハイスクール・ミュージカル』に、バックダンサーとして出演した経験がある、ジェン先生が赴任して来たことで、物語は動き始めます。
この世界線ならではのユーモアも
演劇部の企画で、新作ミュージカルとして『ハイスクール・ミュージカル』を上演する事になり、当時を知らない現役高校生の主人公たちは、まず作品を知り、学ぶことから始めます。
役作りの参考にと、視聴覚室で実際に作品のDVDを見ていたり、ガブリエラが作品内で使っていた当時の携帯電話を、eBayで落札したり。
(これも、当たり前にスマホ世代の彼らは「何これ?無線機?」と、困惑。)
『ハイスクール・ミュージカル』公開当時に2,3歳だった彼らにとっては、完全に過去のフィクション作なんですよね。
衣装係の生徒が言う「2005年ってどんなファッションが流行ってたの?私はオムツを履いてた頃だけど」なんて台詞も、思わずクスっと来てしまう秀逸さ。
主人公たちが『ハイスクール・ミュージカル』という作品を、過去の1つのフィクション作として、我々視聴者と同じ見方で捉えているのが、本当に面白いんです。
2.『ハイスクール・ミュージカル』世代に刺さるエモさ
オリジナル3部作世代のファンとしては、新作ミュージカルとして復活する懐かしい場面や楽曲が、とにかく嬉しい!
自分が青春時代に聴いていた曲が、フレッシュな新キャストと新たなアレンジで続々と披露されて行くのを見て、もう1観客としてスタンディングオベーション状態。エモが止まりません。
次はどの曲が復活するんだろう?と言った、ドキドキ感もたまらん。
オリジナルの『ハイスクール・ミュージカル』が、めちゃくちゃ観たくなるし、1つの作品として、今でも多くの人に愛されているのを改めて知ることができる、最高の作品だと思います。