「仕事の取引先で知り合った彼氏が、ちょうど10歳年下です。

私には同じくらい年齢が下の弟がいて、最初は親近感を覚えて仲良くしていたのですが、仕事に真面目で自立心が旺盛なところで気が合って、いつの間にか好きになっていました。

さすがに10歳差じゃ相手にされないだろうと思っていたら彼のほうからアプローチしてくれて、私の誕生日に告白されてお付き合いがはじまりました。

『弟と年が近いって、気にならない?』

と周りからは言われますが、むしろ弟がいるから価値観の違いや時代の受け止め方もわかるというか、“差がある”ことが当たり前と思っています。

それを彼のほうも前向きに感じてくれていて、私が過ごしてきた時代の話や彼の学生時代のエピソードなどをお互い打ち明けるのが楽しいです。

考え方の違いは確かにケンカの原因になることもあるけど、年齢差のせいにしないでしっかり話し合うようにしているのが、交際が続いている理由だと思っています」(35歳/総務)

10歳も年の差があっても、うまくいくのは違いを当たり前に思うふたりの心があるからです。

どんなカップルでも衝突することはありますが、そのとき年齢差を理由に逃げず、向き合う気持ちを持つことで、いろいろなギャップを埋めていきます。

差があることを楽しむ余裕を持てれば、年齢の開きに悩まないお付き合いができるのですね。