「年上の女友達は、フラれるたびに『私は男を見る目がないから』と笑い飛ばす豪快な人だけど、あるときLINEで海外ドラマの話題で盛り上がっているとき、

『そのシリーズは元彼と徹夜してファイナルまで見た思い出があるんだけど、ちょっと泣きそうになるからもうやめるわ』

と、ぽつんと返信が来たことがあります。

僕はその話を前に聞いて知っていたのに、どこかで気にしていないだろうと思い込んでいて、無神経な自分が恥ずかしくなりました。

思わず謝ったら

『こっちこそごめん、ねえ○○は見た?』

と、僕の好きな俳優の出ているドラマの話題を振ってくれて、ああ本当は繊細で優しい人なんだな、と思いました。

外から見るだけじゃ人の魅力ってわからないな……とそのとき感じて、彼女に恋愛感情を持ったのを覚えています」(28歳/介護士)

いつもは明るくて落ち込む姿なんか想像できない年上女性にふと見えた、弱くて傷ついた心。

それはいい意味でのギャップであり、男性の心をあたたかく刺激します。

自分にだけ見せてくれた素顔は、そちらをよりポジティブに受け止めようと思うのですね。

年上であっても、決して強いわけじゃない。

そんな当たり前のことに気づいたとき、男性は手を差し伸べたくなります。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line