お掃除編

床に置いてあるものなど気にもせず、掃除機をまる~くかける夫。「床のほこりは物が置いてあるところの方が溜まりやすいんですが・・・」。妻の心の叫びが伝わってきます。

最初から最後まで凄い勢いで水を出しっ放しにしながら食器洗いをする夫。冬場はそこにガス代も掛かってきます。やってくれているためなかなか言いづらいですが、水道代ガス代を考えると妻は落ち着きません。

洗濯物干しを頼むと広げずグチャグチャに干してしまうということは夫によくあることですが、妻の下着をベランダの外から見える位置に干してしまう行為に妻はハラハラ。

妻の下着を他人にさらけ出しているということに気づかない夫は多いようです。

お買い物編

「シングルで12ロールのもの買ってきて!」とトイレットペーパーの買い物を頼むと、肌触りが良くておまけに香りつきの高いものを買ってくる夫。

お尻にやさしくこれなら家族も喜ぶだろうと考えての行動かもしれませんが、妻ならそんな高いものは買いません。

夫にエコバッグを渡し買い物を頼むと、はいって渡されたエコバッグの中身はぐちゃぐちゃ。

重いものや固いものは下に入れ、柔らかく潰れやすいものは上に入れるという妻の中での常識が夫にはないようです。

バナナやパンが下の方で潰れているのを見て「ありがとう」と素直に言えない複雑な心境の妻がいます。

あと2日で賞味期限が切れる牛乳を買ってきたり、100円以下で買えるはずなのに、200円もする手作り豆腐をわざわざ買ってくる夫。

子供でも賞味期限や値段は気にするのに、それを気にしない夫に理解できない妻は少なくありません。

頼んだものを買ってこなかった夫に「あれ、ないけどどうしたの?」と尋ねると「店内ぐるっと見たけどなかった」という夫。

「肉売り場の脇にいつもあるんだけど・・・」と伝えると「えっ!そんなところにあったんだ~」という夫。分からなかったら店員に聞けばいいのに・・・と妻の心の声が伝わってきそうですね。

このように、思い通りにならない夫の家事に不満を抱く妻は少なくありませんが、忘れてならないことは、「夫も一生懸命にやってくれている」ということ。イライラしてしまい「ありがとう」のひと言が言えなくなってしまう妻は多いですが、夫はひそかに妻に感謝され、褒められたいと思っているはずです。

家族円満のためにも、そこは妻が大人になり、どんなことでもやってもらったら「ありがとう」のひと言が言えるといいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。