「以前、彼女とショッピングセンターに買い物に行ったとき、自動ドアのところで店内からカートを押して出てこようとする女性と小さな子供がいました。

そんなに広くないドアだし、俺は“出てくるのを待ってから入ろう”と思って立ち止まったのですが、彼女はそのまま進んでしまい、自動ドアが開いたところで女性のカートとぶつかってしまって。

“あっ”と思ったら彼女は謝りもせず通り過ぎ、女性のほうが『すみません』と慌てていて、なぜか俺が頭を下げて中に入りました。

『痛かったぁ』

と彼女は不機嫌そうな顔で言っていたけど、譲る気もなければぶつかって謝ることもしない彼女に内心ドン引きでした。

しかも、俺が女性が出るのを待っていたことが嫌だったらしく、

『私だけ先に行かせたんだ』

と嫌味っぽく言われて、たった数分のことだけど一気に愛情が冷めるのがわかりましたね」(34歳/公務員)

どちらかが先に通るか明確なルールはなくても、荷物を抱えて小さな子供もいるのを見て、まず先に通してあげようと思ったのがこちらの男性。

それがスムーズだと筆者も思いますが、衝突することを考えない彼女の行動は、思いやりのなさが見えます。

そして、自分と同じように動かなかった彼氏に嫌な言葉を向けるのも、愛情が萎える姿です。

自分のことしか考えないのだな、という人間性が、こんな場面で出るのですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line