■興味のある仕事の「さわり」を知る

コピーライターになる旅

仕事は数時間~1日で体験できるものばかり。しかし、中には「コピーライターになる旅」のように、2日間かかるものもある。「カッコいい」と憧れの対象になりやすいけれど、実態はかなり大変な職業でもあるコピーライター。先生はその道30年のベテラン佐藤康生さん。都内の大手出版社で求人広告の企画やコピーを担当した後、デザイン事務所などに勤務し、3年前に鎌倉へ事務所を構えたという。

佐藤さんからは、仕事の概要、コピーライターになる方法など、体験談を交えつつ話を聞くことができる。キャリア30年の先生から出てくる言葉には重みがある。また「見習いコピーライター」として、クライアントとの打ち合わせに参加したり、クライアントの依頼に基づいてコピーを考えたりするなど、コピーライターの仕事の流れを一通り体験して、コピーライターになる旅はおしまい。

あくまでも「旅行」なので、スキルなどを本格的に学ぶわけではない。自分が興味のある仕事、就きたかった仕事のさわりを、自ら動いて知ることが目的なのだ。これまで知らなかったことを、体験を通して知ることで、より深い学びができることだろう。仕事旅行にはこういった側面もある。他に仕事旅行が目指すことは何だろうか。