「アルトタスカル」についてインタビュー

子ども服ブランド「アルトタスカル」を手がけるチルドレン通信代表の参鍋開人さん、PR担当の佐藤ねじさんにお話を伺いました!

--「アルトタスカル」はどんな思いで始められたのでしょうか。

「今までたくさんの子ども服を作ってきたという経験の中で、仮に目立つ商品を1つだけ作っても、数えきれないほどの子ども服の中ですぐ埋もれてしまいます。

そこで、ちゃんとママやパパの気持ちに寄り添い、ブランドとして次回作が楽しみになってもらえるものを作りたいと考えました。

そのために考えたのは、【デザイン性ではなく、あると助かる「機能性」に特化】・【言いたくなるネーミング 、SNSにあった言葉、機能訴求】・【絵本のような説明の仕方】でした」

--商品化するのに大変だった点はありますか。

「現在、クラウドファンディングで販売している『どっちもおもて』Tシャツは、どのような仕様にすればみなさんに『どっちも表だ!』と認めていただけるのかにこだわり、両面ともに『これは表です』と言えるように、何度もサンプルを作り直しました。

『おなかでぬ』については、肌着はどれくらいの丈にすればおなかや背中が出ないのか、各サイズごとにサンプルを作成して試着を重ね、ようやく商品化に至りました」

--今後の展望ややってみたいことはありますか。

「実はすでにいただいた要望の検討をしており、Twitterで素早く反応していけたらと考えております。

ペースについては、しっかり決めているわけではないのですが、各シーズン(春、夏、秋、冬)ごとにラインナップを決めて計画したいと思っています。

今回はTシャツや肌着など夏物でのスタートでしたので、次は秋物(7~8月発売予定)に向けての企画選定を早急に進めたいと考えています。

新しいアイデアの中から候補を検討し、そのシーズンに合うものや、商品開発が間に合いそうなものなどをピックアップして、順次開発を進めていきたいと思っています。

また、お客様の声をいただきながら、既存商品も随時バージョンアップを図り、『アルトタスカル』を実現していきたいと考えています!」

--もし、こんな服がったらいいのに……と要望を出したい場合はどのようにすればよいでしょうか。

「現在は、TwitterInstagram、そして、クラウドファンディング「Makuake」のコメントでも「こんな服が欲しい」というご要望をお待ちしております!」

お話をお聞きした中で、PR担当の佐藤さんは「単純に、わが家で欲しい服を、この機会につくってもらおう」と思ったとのこと。

スタッフの方をはじめとした多くの方々の「あったらいいな」が取り入れられているのですね!

現在、低出生体重児用のかわいい服「ちいさなふく」、医療ケア用の可愛い前開き服「おしゃれバリアフリー」が制作中だそうですよ。

他には肌が乾燥しないためにワセリンを塗ってもベタベタしない服「ワセリンとれた」、ズボンの長さを簡単に変えられる服「ながさかえれる」、虫刺されを防ぐ夏でも涼しい長袖長ズボン「むし さされぬ」、すぐ乾く服「すぐかわく」などのアイデアがすでに集まっているそうです。

「どっちもおもて」や「おなかでぬ」は、現在、クラウドファンディング「Makuake」にて応援購入することができます。

また、もし「こんな服があったらいいのに……」と思ったら、TwitterInstagramからから要望を送ると、もしかしたら、その願いが叶うかも。

みなさんの欲しいはきっと誰かの欲しいだと思いますので、ぜひ要望を送ってみては。

何しろ自分の「欲しい」が形になるのってワクワクしますしね!

普段の暮らしはもちろん、育児中もちょっとしたことがクリアされるだけで、「大変」がグッと減ることってありますよね。
それを実現するとても素敵な取り組みです。

今後もどんな服が誕生していくのか。

とても楽しみな子どもブランド「アルトタスカル」から目が離せません!

参照

【あると助かるこども服】裏返しに着ても、大丈夫な服「どっちもおもて」
アルトタスカル公式サイト

取材協力・画像提供:チルドレン通信/ブルーパドル

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。