まだ、友だち同士のコミュニケーションがうまく取れない、幼稚園児や、保育園児たち。集団生活で過ごす中で、避けて通れないのが子ども同士のけんか。
些細なことから、つい手が出てしまったり、おもちゃを取りっこになったり。子ども同士だけに、どうやって仲直りをすればよいのか、わからない時もあります。
そこで今回は、お友達と喧嘩してしまって、幼稚園や保育園に行きたくないとぐずる子どもに、掛けたい言葉をご紹介します。
子どもが前向きになる励ます言葉
1:明日も楽しいことがあるよ
「明日は幼稚園に行きたくない」。もしも子どもがそう言ったら、あなたはどうしますか。
最初に、子どもがどうして行きたくないのか聞いてみましょう。まだ3歳~4歳児の頃は、うまく説明ができないかもしれません。行きたくない原因が、子ども同士のトラブルのようだったら、「明日も楽しいことがあるよ」と前向きな言葉で子どもの不安を取り除いてください。
幼稚園や、保育園に行くと楽しいという気持ちが取り戻せれば、ぐずったりせずに登園できるはずです。
2:明日のおやつは大好きな〇〇だよ
年中や、年長になると少しずつ、園での様子もママに話すようになるかもしれません。その中で、おやつの時間が楽しみだという子どもも多いのではないでしょうか。
もしも、明日のおやつが子どもが大好きなメニューだったら、「明日のおやつは大好きな〇〇だよ」、「行かないと食べられないよ」と言ってみてください。「食べたい! 」となれば、行きたくないという気持ちも忘れてしまうはずです。
子どもには、意外と効果がある言葉かもしれません。
現状を理解させる言葉
3:先生は怒っていないよ
女の子に多いのですが、年長に近づくにつれ、周りを気にするようになります。
特に、子どもたちの普段から挨拶や、ルールなどしつけに厳しい先生の場合は、「怒られたらどうしよう」という気持ちが大きいはずです。
そんな時は、「〇〇先生は怒っていないよ」と、子どもに声をかけてみてください。きっと、心配だという心がホッとするはずです。
ただし、この言葉を掛ける時には、事前に先生から、子ども同士の喧嘩の内容や、仲直りはできているのか聞いてからにしましょう。自分の子どもが、他の子を叩いたり、泣かせていた場合は、まずは謝罪が先です。
4:〇〇ちゃんも会いたがっているよ
この言葉も、「〇〇先生は怒っていないよ」と同様に、喧嘩の内容が些細なことで、子ども同士仲直りができているケースに効果があります。
なんとなく、顔を会わせづらいと感じている子どもに、「〇〇ちゃんも会いたがっているよ」と声をかけることで、幼稚園や保育園で会うことが楽しみになるでしょう。
もしも、喧嘩をした相手のママがLINEなどで繋がっていれば、事前に「明日、子どもが仲良く遊びたいと言っています」というメッセを送っておいてもいいかもしれません。