――MEJIBRAYの皆さん、本日はぴあ本社までお越しくださってありがとうございます。「ウレぴあ総研」の読者はMEJIBRAYのことをご存じない方も多いと思いますので、簡単にどんなバンドかご説明いただけないでしょうか?
綴「見た目先行なところありますからね。一般の人というか…、誰でもそうですけど、見慣れてない人からみたら、インパクトはあるんじゃないでしょうか。メトとか…メトとか…メトとか…」
――最近のいわゆる「ヴィジュアル系」バンドの中でも、わりと突飛な見た目だと思うんですけど。そのへんは意図的にやってるんでしょうか。
メト「………………………………………………………。」
恋一「“僕は僕の感情のままですね…エモーショナルに。メイクしてるだけがヴィジュアル系じゃないですから”と言ってます」
綴「別に何も考えてないですね。したいことをその時にするというか」
――では今の衣装のテーマは?
綴「変態…サディストです(鞭を触りながら)」
恋一「僕はまあ、ツノ生えてますけど。このツノは勝手に生えてきたんですよ。それにあわせてメイクしたって感じですね」
MiA「僕は今回は近未来をテーマにしてます。『スターウォーズ』のダースベイダーが好きなんで」
――10月4日にニューシングル『EMILY』をリリースしたばかりですけど、この作品にはどういったテーマが含まれているんでしょうか?
綴「テーマとかは別になくて。結構僕実体験で曲作るんで。作りたくて作っただけです。ちょうどこの曲を出すにはいいタイミングだと」
MiA「タイミングなんですよね。例えば、この時期に出すと評価されるけど、違った時期に出せばまた違う評価になるってあるじゃないですか。で、『EMILY』はこのタイミングにバッチリ合うなっていう」
綴「わりと売れるために考えてやってます。自分勝手にやりたいことだけやって、それで売れなかったら、一番ダメなパターンですし」
MiA「売れないとしょうがないんで。売れて初めて自分たちの意見の融通が利いてやりたいことができて楽曲に対する制作費も多く出るようになって楽曲の完成度もあがるんです。ファンの方では「売れること」=キャッチーになる。だとかで「売れるとこ」に関して嫌悪感を感じる人も少なくないと思うんですが、そこは誤解しないで欲しいですね。まだ売れてないのでわからないですが、実際は良い循環が多いと思います」