初心者やオタクも楽しめる

最後に、コスプレシャス主宰者さんへインタビューしました。

第2回目となるコスプレシャスは、11月15日に開催されました。この時期に活動しているのは、一年を通してROM活動をするサークルです。そうした少数精鋭のサークルが集まり、熱気が渦巻く「濃い感じ」になりました。

天使みゅ。さん

「濃い感じ」とはいえ、コスプレシャスが意識しているのは、「初心者さんが来やすい」雰囲気。そのため、コスプレシャスでは誰でも来られるイベント作りを心がけているそうです。

「初心者の方がビックリして楽しめないイベントでは意味がないし、慣れた方が『同じだよね』と感じるイベントでも意味がないと思っています。そのため、誰もが楽しめる“濃い感じ”を目指してイベント作りをしています」

「小さなコミケ」を目指して

コスプレシャスのカタログでは、最後のページで他のコスROMイベントを紹介しています。「コスROMイベント全体を盛り上げたい」というのがコスプレシャスの方針。「コスプレシャスに来る人が増えることで、コスエクスプレスやコスホリックに行く人も増えるといいなぁ」と主宰さんは語ります。

YUAさん

主宰者さんは、コスプレシャスを秋葉原で開催する理由も話してくれました。

「たとえば、コミケ(コミックマーケット)には、いろんなところにいろんな楽しみがあるじゃないですか? 秋葉原も同じで、いろんなところにいろんな楽しみがあります。だからこそ、コスプレシャスを秋葉原で開催します。参加者の皆さんには、この後も秋葉原に遊びに行ってもらいたいです。コスプレシャスが中心となって、秋葉原全体で小さなコミケを再現できたらと思います」

他のイベントや秋葉原とのコラボも視野に入れたコスプレシャス。誰もが楽しめるコスROMイベントとして、これからの更なる成長が楽しみですね!

家庭教師を本業とするライター。アート、教育、地域情報を軸に、広く文化全般を対象に執筆。まじめに教材作成をする一方、サブカル、妖怪、アングラ、フェチなどに関連するイベントを一眼レフ片手に取材します。「好きな人を応援する」がモットー。