すぐに捨てるべき、4つの「なんとなく」

「生活レベルを上げてみたい」
新入社員のころより金銭的に余裕が出てくると、家賃の高いマンションに引越したり、ボーナスで大きな買い物をしたりと、生活レベルを上げてしまいがちだ。考え抜いての出費ならともかく、たまの贅沢や身の丈に合わない消費生活が日常になってしまうのは考えもの。突発的な出費がかさんだり、収入が下がったりした途端に、生活のバランスが一気に崩れてしまう。

“お金からの解放”は、シンプルな生活を送る上で欠かせないポイントのひとつ。ゆとりのある時期にこそ、「自分が1年間、心身ともに健康的な生活をおくるための最低限の費用」を試算しておこう。

「これだけのお金があれば、あとはどうなっても生きていける」という確信ができれば、余計なことに惑わされず、自分らしいライフスタイルを守っていける。


●「他人と比べて幸せでいたい」
他人に認められたい、カッコいいと思われたいという欲求は誰にでもあるもの。でも、そのためだけに着飾ったり、高いモノを買ったりするのは、本当に「自分の幸せ」と言えるだろうか。無意識に行っている「他人との比較」は、結果として自分を惑わせるノイズになってしまうことが多い。

周囲の人に負けたくない、という理由で無理をしていることがあれば、思い切ってやめてしまおう。広い部屋に住む必要性があるならばOKだが、大抵の場合は欲や見栄。表面的なスペックだけで勝負をする発想を捨てれば、「勝ち組/負け組」という枠組みも気にならなくなる。

無意味な競争意識は持たず、自分が何を望み、どんな状態を心地いいと思うのか、というシンプルな感覚に立ち返って、自分のスタイルを確立したい。


●「いつか必要になるかもしれない」
多くの人が持っている所有欲も、日常を複雑にするノイズのひとつ。
例えば、使う予定はないのに、なんとなく「いつか必要になるかもしれない」と考えて、手元に置いているモノはないだろうか?

多くのモノや情報は、適切な人や場所に循環させることで、その意味を持つ。使っていないモノがあれば必要とする人に譲り、いい情報を得たら、「いつか自分が得をするために」と心に留めるよりも、その情報をよりうまく活かせそうな人に教えてあげた方がいい。「周囲の人とそうした循環を作ることで、自分が本当に欲しいモノや情報が、自分のところに自然と集まるようになってきます」(四角さん)。

常に“必要・不必要” を判断する習慣を身につけ、“必要なモノ・好きなモノ・本当に欲しいモノ”だけを集めよう。


「別になんでもいい」
誰かに「食べたいモノ」や「行きたい場所」を訊ねられたとき、つい「なんでもいい」「どこでもいい」と答えてしまう人は、少なくないだろう。相手の希望を優先することは決して悪くないが、単に考えるのが面倒なだけならば、きちんと考えるようにしたい。

「なんでもいい」が体に染み付いてしまうと、大事な場面で自分で選択することができなくなり、仕事も遊びも中途半端になりがちだ。選ぶことを放棄すると、生活空間も思考も「どうでもいいモノ」で溢れてしまい、日常的にワクワクすることができなくなってしまう。

20代のうちから、食事でも、買い物でも、遊びでも、面倒くさがらず真剣に選ぶクセをつけておこう。あまり興味が持てない二者択一でも、自分がどちらを求めているか、しっかり見極めるようにしたい。

(雑誌「ウレぴあ」秋号よりblueprint = 取材・文 タナカケンイチ = イラスト)

よすみ・だいすけ●1970年生まれ。レコード会社のプロデューサーとして数々の人 気アーティストを輩出。現在は原生林に囲まれたニュージーランドの湖畔と東京を拠点にノマドライフを送りながら、ビジネス書やアウトドア雑誌の執筆業をは じめ、複数の大学でライフスタイルやセルフプロディースに関する講義を行うなど、多岐に渡って活躍中。2012年7月に『自由であり続けるために20代で 捨てるべき50のこと』を刊行し、反響を呼んでいる。


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