学食あるあるといえば…昼休みの行列ですよね(写真はイメージです)

学食あるある:食券の行列

高校生といえば、ありあまる食欲! 学校でその食欲を満たすものといえば、「学食」ですよね。

昼休みのチャイムが鳴ると同時に、安くて大盛りのメニューを求めて学食へダッシュ。ちょっとでも出遅れると、食券販売機にはあっという間に長蛇の列が――。こんな経験をしたことのある人も多いのでは?

約20年前、私も高校当時はこの「学食の行列」に悩まされたものです。

時は流れて時代は令和。最近、この積年の問題を解決しうる“ある発明”が誕生したんです。

その発明とは、モバイル注文アプリ「学食ネット」!

これで行列を解消! その方法は

列に並ばなくても、スマホで完結!(写真はイメージです)

仕組み自体は至ってシンプル。

専用のWebアプリでメニューを選択し、キャッシュレス決済サービス「PayPay」で決済。

食堂へ行きWebアプリ上の食券を見せれば、料理を受け取ることができるというもの。

このサービスの便利なところは、好きなメニューの食券を好きな時に購入できて、好きな時間に学食で受け取れるということ。

また管理する食堂側としても、売り切れ情報をリアルタイムで更新できたりと、使い勝手がよいのです。

このサービスを使えば、わざわざダッシュして食券の列に並ばなくても済むというわけ!

今や広く普及したキャッシュレス技術の上手い活用の仕方ですよね。

新サービス、作ったのは…えっ現役高校生!?

この「学食ネット」、作ったのはなんと現役の高校生である、開成高等学校3年の秋山弘幸さんと、同校2年の周詞喬さん!

開成高等学校3年の秋山弘幸さん(左)と、同校2年の周詞喬さん(右)

同校の学食の運用に課題を感じたふたりが、一般に公開されているPayPayのAPI「PayPay Open Payment API」を活用し、決済・返金処理を実装。自らサービス実用化を実現させてしまったのです。今の高校生すごすぎる…!

PayPay側としても、若年層のキャッシュレス化の重要性を認識する中で、この取り組みに注目。開発者向けの問い合わせを経由してPayPay側でエラー解決の支援を行うなど、彼らをサポートしたのだそう。両社にとってWin-Winの取り組みというわけですね。

「学食ネット」、今後はまず開成高等学校の学食からサービスを開始するとのこと。今後他校にも利用が広がるようになれば、全国の学食の行列が解消される日がくるかも…!?