2025年、私たちの暮らしに大きく影響しそうな「3つの上がる」があります。それは「値上げ」「賃上げ」「金利上昇」です。
一見、相反するようにも思えるこの3つの動きですが、家計や資産形成に与えるインパクトは大きく、対策を知っているかどうかで差がつきます。
今回は、それぞれの「3つの上がる」について、その背景と対策を解説します。
1.値上げ
2025年に入ってからも、食品・日用品・光熱費などの価格はじわじわと上昇しています。大手企業による価格改定のニュースも相次ぎ、家計の「固定費」は確実に膨らんできています。
日本における2025年6月時点の年間インフレ率(消費者物価指数CPIの前年同月比)は3.3%。前月の3.5%からは低下しているものの、2024年以来の高水準です。
生鮮食品とエネルギーを除いた「コアCPI」も同じく3.3%と高止まりしています。全体として、2025年は高い物価上昇傾向を維持しつつも、年後半からは鈍化の兆しが見られる状況ですが、早めに対策をしておきたいですね。
値上げ対策
値上げ対策としては、実行しやすい以下に取り組んではいかがでしょうか。
1.固定費の見直し
使っていないサブスクリプションサービスや携帯料金、不要な保険契約の整理が第一歩です。
食費などの変動費を削るよりストレスが少なく、一度見直せば効果が続きやすいのが利点です。
2.ポイント還元やキャッシュレス、ふるさと納税制度の活用
高還元率のサービスを選び、得たポイントで支払いを行うと日々の支出を抑えられます。
また、ふるさと納税で特産品や日用品を受け取ることで、節約にもつながります。
3.まとめ買い・買い控えの工夫
賞味期限が長い食品や日用品は、安いときにまとめて買うのがおすすめ。
不要不急のものはセール時期を待って購入する習慣も有効です。




















