「猛アタックしてくれた女性がいて交際がはじまったのですが、彼女というと“手料理をごちそうしてくれる”“女性らしい格好でデートしてくれる”など、いま思えば偏見を持っていました。

そういう女性らしさのある人が理想だったのですが、彼女はそう見せることにこだわっていなくて、最初は俺の思っていた態度から外れることが多くてちょっとストレスを感じていました。

でも、俺のために料理はしないけど

『このお店、○○くんの好きそうなメニューがあるよ』

とテイクアウトを楽しもうとしてくれたり

『ここのサロンがずっとお気に入りなの』

と信頼している美容師さんの話をしてくれたり、芯のある女性なのだなとわかって。

“彼氏だから彼女に尽くされたい”のような変な期待をあきらめたら、前より彼女と過ごす時間が楽しくなり、もう二年以上一緒にいます

“こうあるべき”はわがままなのだなと実感しています」(33歳/製造)

「恋人ならこうしてほしい」という期待は、誰もが少なからず持つものかもしれません。

それに合うのならもちろんうれしいけれど、合わないからダメというわけではなく、偏見を外すことでかえって相手の姿をポジティブに受け入れられます。

あきらめたのは、相手にではなく自分のわがままだった、ともいえますね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line