健康診断で高血圧を指摘されたり、最近お腹周りが気になってきたりしてはいませんか?

生活習慣病やメタボリックシンドロームなど身近な健康問題には、血管や血流の不調が関係している可能性があります。

血管や血流に問題が発生すると、さまざまなトラブルを招く原因に。血管の専門医である梅津拓史医師の著書『血管の専門医が教える 『血流』をよくする最高の習慣』は、血管について次のように解説しています。

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「血管は年齢とともに硬くなり、狭くなって詰まりやすくなります。また、血管は一度硬くなったり、プラーク(血管壁の内部に、コレステロールや炎症細胞、繊維細胞がたまった状態)ができてしまったりすると、容易には元に戻りません。」

出典(『血管の専門医が教える 『血流』をよくする最高の習慣』)

血管に異常が発生すると、血の巡りである血流も低下してしまいます。

 

血流力が低下した場合、脳卒中や閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血、骨粗しょう症、認知症などの病気のリスクが上昇するおそれがあります。

同書では「血流の良し悪しを決めるものを「血流力」とします。「血流力が高い」=「血流がよい」ということです。この血流力を高めるためには、「血管」と「血液」の両方を健康的な状態に保つ必要があります。」と、血流をよい状態に保つことの重要性を解説。

梅津医師によると、

血流力を左右するもののひとつが「血管内皮細胞」という細胞。この血管内皮細胞の働きに悪影響を及ぼす代表的なものが、次のような状態です。
「『高血糖』『高血圧』『高脂質』『メタボリックシンドローム』『糖尿病』『脂質異常症』などの『生活習慣病』によって働きが低下すると、血管の病気が引き起こす『動脈硬化』につながっていきます。」

出典(『血管の専門医が教える 『血流』をよくする最高の習慣』)

動脈硬化が進行すると、命に関わる病気を引き起こすことがあります。

こういった不健康な状態を改善するためには、食生活の見直しなども大切ですが、運動習慣も重要になってきます。

特に、ランニングなどの有酸素運動はおすすめの運動といえます。