格安食べ放題「焼肉きんぐ」、その実力は?
「ナカジマさん、焼肉食べ放題の店があるんですが、行ってみませんか」
4月上旬、ウレぴあ総研編集部のS崎さんに誘われたのだ。
焼肉食べ放題の店は価格に見合った、そこそこの肉しか出さないと信じてきた。
ところが、S崎さんが教えてくれた「焼肉きんぐ」は、全国に約260軒も展開しているという。ググったら私の街にもあることが判明。
安かろうまずかろうな焼肉屋が、260軒も店を出せるはずがない。しかも焼肉の「王様」を謳う店ならば、安っぽい肉は出さないだろう。
4月某日、焼肉きんぐ 板橋前野町店へ向かった。
「焼肉きんぐ」初体験! 名物&気になるメニューを注文
行ってみて驚いた。外観も内観も立派。しかもかなり広い。ファミレスよりも席数が多い気がする。
テーブルに案内されてまたびっくり。タッチパネルで食べたい肉を注文するシステム。
コースは3つ。「58品コース」(2,680円)、「きんぐコース」(2,980円)、「プレミアムコース」(3,980円)。
さすがに3,980円は手がでないので、看板コースだという「きんぐコース」を選んだ。すべてタッチパネルで注文する。
焼肉きんぐには4大名物があるそうな。「きんぐカルビ」、「炙りすき焼カルビ」、「花咲上ロース~ガリバタ醤油~」、「壺漬け一本ハラミ」。
そのなかから「きんぐカルビ」を選択。店名と同じきんぐの名を配した肉ならば、絶対的な自信があるにちがいない。
もう一品は、「花咲上ロース~ガリバタ醤油~」。花咲ガニなら食べたことがあるが、ロースの〈花咲〉ってなに? 意味不明。確認するため頼んでみた。
裏名物もあるという。「壺漬け一本ミノ」、「ガリバタ醤油やみつきハラミ ポーク」、「黒胡椒焼肉こりこり旨ホルモン」の3品。そのなかから「壺漬け一本ミノ」をオーダー。
2021年6月22日まで限定の、春メニューのなかから「松阪名物 味噌だれ焼肉厚切りドルチェポルコ」をチョイス。
いよいよ実食! 肉の実力は?
しばらくすると「おまたせしました」という元気な声が響いた。
料理を運んできたのはスタッフではなく、配膳ロボット。チビッコが見たら大喜びするはず。
配膳ロボットから皿を受け取り、肉を焼こうと思っているとマスク姿の男性が登場。
「焼肉きんぐにお越しいただき、ありがとうございます。私は店長で、『焼肉ポリス』の永田翔馬と申します。私が、お肉をおいしく焼かせていただきます」
焼肉きんぐには、肉の焼き方や、おいしい食べ方を教えてくれる“焼肉ポリス”がいるというのだ。鍋奉行ならぬ、焼肉ポリスとは。
永田店長は、アルバイト時代を含め、焼肉きんぐ歴10年のツワモノ。とにかく肉が大好きで、焼肉ポリスに就任したそうな。
大船(いやポリスカーか?)に乗ったつもりで、焼肉ポリスに肉を焼いてもらうことにした。