[第31回]宮澤佐江、舞台出演が続々も…夢がかなうことの”喜び”と”とまどい”のはざまで

 

やっぱりそこは、「アイドルだったのに、やるな! 」って思っていただけたらいいな。

「アイドルは演技もあまりできない」って、言われることもあるけれど。皆さんに“意外とやるな! ”と思っていただけるようにすることが、私ができる48グループへの恩返しだと思うんです。

だから、それは、ちゃんとやらなきゃ、って思っています。

ーー会見では、松任谷正隆さんも言ってましたね。ユーミンさんとの“歌の共演”があるかも、と。

いやーーーそれは、もう本当に、会見の後、正隆さんに言いました。

「本当にやめてください〜!! 」って（汗）

ーー正隆さんは、そのほかにも「予期せぬ “奇跡” 3つが起きると、その舞台はうまくいく」という内容のお話もされていて印象的でした。その“奇跡”は、ほかの人にとっては“小さなことかもしれないけれど”、とも話されていて。

そうですね。

正隆さんの言っている“奇跡”というのは、確かに“ミラクル”という意味の“奇跡”だけではないと思うんです。

たとえば、あるシーンでセリフを忘れたけれど、アドリブによってうまく切り抜けられた、とか。そういう意味での“奇跡”ではないと思うんです。

今回もその奇跡が3つ起きるように、がんばらないといけないなって思いましたし、その奇跡を起こす何かが、自分の中にもあればいいなと思いました。

やっぱり私が一番“奇跡”を感じるのは、“出会い”。“出会い”がすでに奇跡だと思うんです。

自分では気づかなかったけど、今までやってきたものの中にも、“奇跡”って、たぶんたくさんあったんだろうなって、すごく思います。

舞台を観に来てくださる方も、これまでにも増していろんな方が観に来てくださると思うから、がんばらなきゃって、思ってます。

ーーこの冬の舞台が楽しみです。

ありがとうございます!

ーーさて、ここまでは舞台の話題を中心にお話してきましたが、9月も半ばということで…