「私たち家族と、同じタイミングで同じマンションに引っ越してきた家族がいました。

しかも子どもも同い年で、最初はお互いの家を行き来したり、ちょっとした用事の時に子どもを預け合ったりして仲良く関わっていたのですが……。

子どもが習い事を始める年齢になると、そこの子が娘が通う習い事をことごとく後追いで始めるようになったんです。

娘の習い事中は、娘を送りつつ自分の時間を満喫する予定だったのに、毎回そのママ友とおしゃべりしなくてはいけなくて正直うんざり……。

挙げ句の果てに、『あのスイミングの先生、ちょっとうちの子合わないみたい。他の教室に移動しない?』なんて当たり前のように提案してきます。

私の娘はその先生が大好きなので、移動する気はないとやんわり伝えたら、それ以降ママ友は『移動したかったのに』といった趣旨の文句を交えながらも、ずっと同じ教室に通い続けています。

私に遠慮せずに移動してくれていいんですが? って感じです。最近はこちらから遊びに誘うことも減ってしまいました」(専業主婦/30歳)

知らない土地に引っ越して、同じ状況の人がいると心強いですよね。しかし、その安心感に流されてお互いの生活の中に入り込みすぎるのも考えもの。

「どんなに状況や環境が似ていて仲が良くても、他の家庭の人」という、当たり前の前提を念頭に置いてママ友付き合いを心がけないと、お互いに一緒にいるのがしんどくなってしまいます。