「彼は同じ出版社で働く先輩で、残業などで終電に間に合わないこともあり、その度に始発まで一緒に過ごしているうちに仲良くなって付き合うことになりました。

始発までは常に2人ではなく3~4人のときもあって、グループで仲良しだったんです。

私たちが付き合うことを仲が良かった人たちには報告してもいいかなって私は思っていたんですが、彼が仕事と分けたいと言ったので全員に内緒にすることに。

彼の家よりも私の家のほうが職場に近いこともあって私の家で同棲状態になっていたものの、帰宅時間をズラしたり、担当が別々になったことで周囲から怪しまれることはありませんでした。

でも、彼が朝までの仕事のときに密封できるジップ付きの袋に着替えを入れて持って行ったところ、その日の深夜に同僚から私との関係を問いただされたみたいです。

どうやら密閉された袋を開けた途端に、私と同じ柔軟剤の香りが立ち込めたらしくて……。

香りって意外と盲点ですよね」(27歳/編集)

香りは人の記憶に残りやすいとされているのに、常に同じ香りの柔軟剤を使っていたことで本人たちには自覚がないこともしばしば。

女性は甘い香りを好む場合があるので、内緒で同棲を始める場合は柔軟剤などは彼女に任せきりにならずに、使用するものはよく話し合って決めたほうがいいかもしれませんね。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。