ディズニー&ピクサーの最新映画『あの夏のルカ』(原題:Luca)は、2021年6月18日にDisney+にて日米同時公開されました。
物語の舞台は、イタリアの美しい港町「ポルトロッソ」。
はじめて見る景色なのに、とても身近に感じる不思議な感覚。
映画『あの夏のルカ』の世界は、私たちが大好きな東京ディズニーシーでした。
監督の出身地は北イタリアのジェノバ
今作の舞台がリヴィエラ海岸のような場所なのは、監督の出身地が北イタリアの港湾都市「ジェノバ」だから。
予告編を見たとき、東京ディズニーリゾートを訪れたことがある方なら「見たことがあるような風景だ! 」と感じたことと思います。
それもそのはず、メディテレーニアンハーバーのモデルともいわれている「ポルトフィーノ」は、イタリア北西部にあるリグリア海に面した街で、ジェノヴァ港からも近いからです。
映画の風景と似ているディティール
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのハーバー側の外観は、カラフルな壁の色や緑色の窓扉が特徴的。
本物のポルトフィーノを訪れたことがある方に聞くと、メディテレーニアンハーバーの景色とそっくりで感動したとのこと。
ポルトフィーノはジェノバから少し離れていますが、ジェノバ中心地から数キロのところにある古い魚村「ボッカダッセ」も、似たようなカラフルな街並みです。
ですから、映画の中の風景も、似たディティールが散りばめられているのでしょう。
映画の予告では、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横の坂道(VIA PAPERINO/ドナルド通り)に置いてある荷台とそっくりのものも見られました。
シーモンスターをとらえる様子が彫られているレリーフも、東京ディズニーシーにあるものに似ていますよね。
“海の伝説の生き物”は、よく東京ディズニーシーのショーでも登場しますね。
アトラクション「フォートレス・エクスプロレーション」の壁にも、そのような絵が描かれています。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで見られる、タツノオトシゴやイルカ像もそうかもしれません。
また、ジェノヴァは、アメリカ大陸を発見したコロンブスが住んでいた街。
復元したコロンブスの生家もあるそうです。
コロンブス像といえば、東京ディズニーシーにも建っていますよね。
アメリカンウォーターフロント入口のマクダックス・デパートメントストアの前です。
イタリア名物ジェラートも、かつて「ゴンドリエ・スナック」で食べられました。
フォカッチャやジェノベーゼも北イタリアが発祥のメニューですね。
私たちが、『あの夏のルカ』に親近感を覚えるのは必然です。