「私の一目惚れでアプローチを続けていた男性と、お付き合いすることになりました。彼氏となってからも前と変わらず尽くして、彼氏のほうも大事にしてくれていたと思います。
彼氏はファッションなどに気を使う人でした。普段はカジュアル一辺倒でおしゃれに疎い私は、ネットの記事や雑誌を見ながら一生懸命似合うものを選び、服を新調していました。
お金はかかるけど彼氏は喜んでくれるし、私も新しい世界を知ったようで楽しかったのですが、服以外にもアクセサリーやシューズ、バッグ類まで買うので収納が足りなくなるのは大変でしたね。
それ以上に、彼氏がだんだんハイブランドなものを身につけはじめてそれに合わせることが苦痛になりました。
彼氏のことは好きだけどそこまでお金はつぎ込めない、でも関係はうまくいっているから壊したくない、そんな葛藤がすごかったです。
こんなことでつまずくとは思わなかったのですが、悩んでいる私に友人がかけてくれた『背伸びをしないと続けられない恋愛なんて、絶対に幸せじゃないよ』という言葉にストンと気が楽になり、彼氏に正直についていけないことを打ち明けました。
これで振られるなら仕方ないと思っていたけど、彼氏のほうは『無理をしていたのに、気づかなくてごめん』と謝ってくれて、それからは私にも合わせてくれるようになり、本当にうれしかったです。
好きでも、合わせすぎるとこんな落とし穴が待っていますね」(37歳/自営業)
好きな人の好みに合わせようと必死になるのは、悪いことでは決してないですよね。
それでも、ストレスを抱えながらになると交際そのものがダメになる可能性もあり、加減が難しいと感じます。
こんなときは無理のないところを正直に打ち明けるのが最善で、彼氏のほうも気持ちをしっかり受け止めてくれる度量があってよかったです。