「うちの子、野菜を全然食べてくれなくて…」そうお悩みではありませんか?
でも、ちょっと調理法や切り方を変えたらあっさり食べた、なんてこともありますよね。
そこで今回は、幼児が食べやすい野菜の切り方について迫ります。Instagramで子どもが大喜びしそうな可愛い料理を披露する食育アドバイザーのmayukoさんに伝授していただきました!
子どもが食べやすい野菜の切り方って?
1.野菜は繊維を意識して切り分ける
mayukoさん(以下、mayuko)「野菜は、生えている向きに繊維が伸びています。それぞれの野菜の繊維の向きを意識して切ると、より食べやすくなります。
野菜によって繊維に沿って切るほうが食べやすくなるか、繊維を断ち切るように切ると食べやすくなるかは変わってきます」
そこで、各野菜の切り方の例を教えていただきました。
ピーマン
mayuko「ピーマンは、繊維を断ち切るように横切りにすると苦味成分が出やすくなるので、子どもは食べにくくなるかもしれません。
苦味をできるだけ抑えるためには、繊維に沿って縦に切ると良いですよ」
キャベツ
mayuko「キャベツの千切りは、繊維に沿って縦に切ると固い食感になりますが、横切りだとふんわり食感になります。
千切りが固すぎて子どもが食べない場合には、ぜひ試してみてください」
玉ねぎ
mayuko「玉ねぎを繊維を断ち切るように横切りにすると、揮発性の高い辛み成分が抜けやすくなるため、甘みや旨味を感じやすくなり、火の通りも早くやわらかな食感になります。
子どもにはおすすめの切り方です」
早速、ピーマン、キャベツ、玉ねぎを試しに切ってみました。
ピーマンは縦切りと横切りにしたものをそれぞれ、別々に肉ピーマン炒めにしてみたのですが、やはり横切りのほうが苦味が強い気がしました。「ピーマンは苦くて嫌い!」と言う子どもには縦切りがおすすめです。
キャベツは、横切りだと確かにやわらかい! でもとんかつに添えるときなど、シャキシャキ感が欲しいときは、やっぱり縦切り。子ども用には横切り、大人用には縦切りと切り分けてみるのもいいかもしれませんね。
玉ねぎは、繊維を断ち切るように切ってハヤシライスにしてみたところ、より甘みが増した気がしました。子どもにはピッタリのハヤシライスになりましたよ。
大人にはちょっと物足りないかもしれないので、別の鍋で縦切りの玉ねぎで食感と辛みを残したハヤシライスを作るのも良さそうです。