「3年ほど彼氏がおらず、マッチングアプリも使ってみたけれどなかなかいい男性と知り合えずに、既婚や彼氏がいる友人に『誰かいい人いない?』と紹介を頼んでいました。

あるとき、私のことを話したらすごく乗り気になって、すぐ会いたいと言っている男性がいると女友達から聞かされました。

私はゲームが趣味で、休日などは一日コントローラーを握っていたりするのですが、その男性も同じくゲーマーで、趣味が合う女性を探していたそうです。

私もストレスなくゲームを楽しめる人なら大歓迎だし、さっそく会う約束をしました。

セッティングしてもらった当日はカフェで話したのですが、彼は見た目は悪くないし気遣いもあるし、ちょっと挙動不審なところはあるけどそんなに悪い印象はなかったですね。

私も人のことを言えるような容姿じゃないし、それより最近やっているゲームの話で盛り上がって、『出会いがないよね』とか『でもこっちの時間も大事だしね』など、いろいろと打ち明け話ができていい雰囲気でした。

ところが、ゲームの話で『主人公やヒロインにどんな名前をつけるか』って話題になったとき、彼から出てきたのは

『元カノとか片思いで終わった女性とかの名前にしている。愛着がわくし』

という言葉。

執念深いというか、ゲームの世界にそこまでリアルを持ち込む姿にちょっと引きましたね……。

しかも、その流れで18禁の美少女ゲームを大量に持っていることを話してきて、その時点で完全にアウトでした。

こんな部分は紹介してくれた友人にはわかるはずがないし、やっぱり会ってみないとわからないのだな、とつくづく思いました。

友人には単純に『性格が合わなくてお断りした』と伝えたけど、いくら趣味が同じでも無理なものは無理です……」(27歳/受付)

好きなものが同じだと、話が盛り上がるし交際のイメージも湧きやすいし、ゲームのように相手の理解が必要な趣味ほど重要です。

趣味が合っていても、問題は楽しみ方。

理解できないやり方や受け入れがたい面を見れば、やはり好意は持てません。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line