日々節約しているのになかなか貯金が増えないと悩む主婦は多いものです。
「家計の状況が分かっていない」「浪費が多い」など、貯まらない理由は家庭によりまちまちですが、そういった理由とは少し違った現代夫婦のあり方が貯まらない理由の1つであることをご存知でしょうか。
それは男女平等、共働きが当たり前の世の中であることに深く関係していますが、夫婦のあり方としては一見良さそうに見えても、「お金を貯める」という視点ではマイナスだといいます。
それはどんな夫婦の形なのでしょうか。
今回は、日頃から地域密着型で家計診断を行うファイナンシャルプランナーに「貯まらない夫婦にありがちなパターン」について5つご紹介します。
夫の収入を知らない妻は約2割
妻は夫の収入を知っていて当たり前だと思っている人は多いはずですが、知らない人も少なからず存在します。いったいどれくらいいるのでしょうか。
マイナビニュースが共働きの既婚男女200名を対象に、「配偶者の収入を知っているかどうか」を聞いたアンケートの結果、約2割の妻が夫の収入を知らないことが分かりました。
男女平等・共働きが当たり前の現代は、夫婦がお互い自立して家計を支え合う家庭が増えたため、お互いを干渉しあわない夫婦が増えたことも原因の1つであります。
人権尊重の考え方においては、お互いが干渉しあわないことは良いことですが、家計管理においてはマイナスの面が多いとFPは指摘します。
貯まらない夫婦にありがちな5つのパターンとは
では、お互いに干渉しあわない夫婦にありがちな貯まらない家計を作ってしまうパターンをご紹介します。
会話のない(少ない)夫婦
日頃から会話がない、少ない夫婦はお互いのことを干渉せず、必要最低限の会話しかありません。
そのため、日常生活のことはもちろんのこと、お金の話などするはずがなく、将来どういう生活がしたいのかについてのイメージも持っておらず、価値観もバラついている傾向にあるとFPは言います。
子どもがいても将来的にいくら必要なのか、いつまでにいくら用意しなければならないのかといった具体的な話がされていないケースも多く、切羽詰まってから相談にくる夫婦が少なくないと言います。
依存型夫婦
お互いの収入を知らず、財布も別々でそれぞれが自由に使っている夫婦は、相手がいくら貯金をしているのか知りません。
お互い干渉せず、自由に生きるスタイルをとっている夫婦は、お金の使い方が自由であり、貯金も自由である場合が多く、「きっと夫(妻)が貯金しててくれているだろう」と、相手に依存しているケースが多いといいます。
いざ、まとまったお金が必要になった時に「こんなはずでは・・・」と困り果てる夫婦は少なくないようです。