「いわゆる『彼女いない歴=年齢』の男友達がいて、友人としては気が合うし優しいし好きだけど、頼りないところも多くて交際相手としては考えられずにいました。
でも、彼のほうからお茶に誘われたときに『ずっと好きだった。付き合ってほしい』と言われ、ストレートに告白してくる姿に心が動き、交際を決めました。
正直、恋愛感情としてすごく好き、というわけではないので最初は彼の行動待ちだったのですが、付き合うことが決まってからの彼はLINEは日に一度で電話はなし、デートも数時間のランチに誘うだけで会ってもすぐ解散でした。
心のどこかで『好きならもっとガツガツするもんじゃないの?』と思っていて、拍子抜けというか退屈さも感じましたね……。
ある日、約束した日に私が生理になり、お腹が痛くて動けないので『ごめんなさい、体調が悪いから今日はやめておくね』とLINEをしたら、すぐ電話がかかってきて。
『大丈夫? 病院は行った? ほしいものがあったら買っていくよ』と、心配してくれているのが真剣な声の様子でわかって、ドタキャンについては何も触れないのもじーんとしました。
そこでつい、『ありがとう。正直に言うと、あまり好かれていないのかと思った』とつい本音が出てしまったんです。
彼は『俺だって女性と付き合うのがはじめてだから怖いよ。そのせいで不安にさせていたならごめん。でも、好きな人が体調悪いのに、心配するのは当たり前でしょ』と告白してくれたときのようにはっきり言って、そうかこの人なりに頑張ってくれていたんだ、と気づいて。
このことがあって一気に心が近づいて、今はラブラブです。誰だって、最初は怖いのが当然ですよね」(31歳/歯科衛生士)
お付き合いしたことがなければ、どこまで踏み込んでいいか、女性の気持ちをどこまで汲めばいいか、悩むのが普通といえます。
積極的になってくれないと不満を抱きがちですが、その裏では女性を幸せにしたいと思う男性なりの葛藤や悩みがあるものです。
愛情の証明は、女性が大変なときに真っ先に心配してくれる姿に出ます。お互いの気持ちを確認できたことで、心の距離が近づくのも幸せですね。