「結婚した元彼と不倫していて、ドロドロの依存状態だったと思います。

友人たちに何度『もうやめたら』と言われても別れられず、縁を切られることもありました。

でも、彼が二世帯住宅を建てて親と同居するって言い出したとき、『私と一緒に過ごす未来なんて本当に考えていないんだな』と絶望的な気分になり、連絡先をすべてブロックして終わりました。

いざ別れてみると、彼と過ごした部屋にひとりで過ごすのが本当に惨めで、引っ越しも考えたけどそんな気力はなくてつらかったですね。

ある日、仕事に疲れて帰宅すると、ポストに近くの不動産屋さんのチラシが入っていました。

いつもならそのまま捨てるのですが、そのときは気になって中を見てみたら、今より職場に近くなる地域にちょうどいい物件を見つけて。

『環境を変えるなら今しかない』と思い、すぐ不動産屋さんに連絡して見せてもらい、契約を決めました。

不倫の彼と別れたことを聞いた友人たちは、『心機一転だね』と言いながら引っ越しの手伝いに来てくれて、本当にうれしかったです。

新しい町は新鮮で、散歩したりいいカフェを見つけたり、気がつけば元彼のことも過去になっていました。

次は独身男性との出会いに向けて、自分磨きをがんばろうと思います」(33歳/営業)

恋が終わると引っ越しを考える人は多いと思いますが、実際は気に入る物件がすぐに見つかるとは限らず、またお金もかかるので実行は難しいのが現実です。

そのすべてが揃ったうえに手伝ってくれる友人までいてくれるのは、大げさではなく人生を変えるチャンス。

機会をしっかり掴む勇気が、自分を救うのだなと実感します。