3.ほどよいタイミングを見極める

年下彼氏がまだ自分のことで精一杯のように見えるときは、結婚の話を切り出すのは早いとき。ですが、彼の仕事の状況や普段の様子を見ていて、少し落ち着いてきたな……と年上彼女が感じるようになってきたり、付き合って何年目など節目のタイミングが来たら、そろそろ話してもよいかもしれません。

もちろんそれまでに、年下彼氏のほうから年上女性にプロポーズしてくれたらいいのですが、人生の一大決心をそう簡単に口にすることは苦手な男性も多いもの。ですから、ほどよいタイミングを女性側で見極めて、やんわりと将来どうしていきたいと思っているのか、確認してもいいでしょう。

もし彼氏が、結婚を考えていることがわかったならば、それはよいのですが、ここで気をつけたいのは、そうではない場合です。

「じゃあいつならいいの?」などと年下彼氏を追い詰めないこと。迫られると引いてしまう男性は多いので、まずは将来に対して考えるきっかけを作れたらよしと考えて、追及はほどほどに。

4.けっして母親役にはならない

おたがいに大人なので、自分のことは自分でやるのは当たり前として、年上彼女が年下彼氏のことで心配なことがあっても、ほどほどなぐらいで協力してあげるのが「これからも彼女と一緒にいたい」「ありがたい」と喜ばれるコツです。

ただ、彼氏が年下なのか、年上なのかで、相手の感じ方が大きく変わりがちな彼女への見方。年上の彼氏だったら、年下の彼女にかいがいしくお世話をされると可愛げがあるとみなされるのに、年下彼氏に年上彼女がせっせとお世話をすると、とたんに“お母さん感”が出てきてしまうんですよね。

だからこそ、ついあれこれやってあげたくなるサポート精神のある年上彼女はとくに、けっして年下彼氏の母親役にはならないよう、気をつけましょう。

5.幸せにしてあげたいと思えるか

いくつになっても他力本願な考えの人は男女問わずいるものですが、結婚を考えたときに、男性側に寄りかかってひたすら自分の幸せをかなえてほしいと望んでしまう女性もいるようです。

現代では女性もバリバリと働く時代ですが、昔は男性が一家を支える主として、家族の収入源になっていたので、そういった考えも仕方がないところがあるのかもしれません。

とはいえ、一般的に年上女性よりも年下男性のほうが、経済的にまだこれからという場合もあります。結婚は生活なので、現実的なことももちろん視野に入れる必要もあると思いますが、気持ちの上で年上女性側がどう感じているのかが、一番大事。

今後何かがあっても、「幸せにしてほしい」ではなく、年上女性のほうでも「幸せにしてあげたい」と思えるかどうか。そのぐらいの気持ちがあれば、きっと年下彼氏との将来もうまくいくはずです。

この世界にはたくさんの男女がいるなかで、年下彼氏と年上彼女が付き合うことになったのなら、その先の未来もふたりで歩いていけるといいですよね。

年齢差があってもなくても、大事な人と一緒にいられる幸福感は何者にもかえがたいもの。みなさんが、安心できるカップルでいられますよう応援しています。

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト