昔からよくあるのは、年上の彼氏と年下の彼女という組み合わせ。男性に経済力を求める年下女性と、年上として女性を守りたい男性がカップルになることは多かったですよね。

いまは女性も仕事に邁進する方も多く、誰かに守られるよりも、肩を並べて歩きたい、なんなら女性側が男性をリードすることもできるという時代に変わってきました。

そんな時代の変化に伴って、昨今ではそれほど珍しくなくなった、女性側が年上で、男性が年下という組み合わせの結婚。

筆者も13歳年下の彼氏と結婚したのですが、そんな実体験やまわりの「年上彼女×年下彼氏」カップルの様子を見聞きしたなかで、この組み合わせが魅力的かつおすすめだと思う理由を紹介します。

年上彼女と年下彼氏はなぜうまくいく?4つのポイントを解説

1:年下彼氏は何をしても可愛い

歳の差カップルといっても、ほんの1、2歳差から10歳以上の年齢差までさまざまではありますが、女性が年上の場合、その精神年齢の高さがカップル間のコミュニケーションで表れやすいものです。

年下彼氏の年齢そのままな等身大でいるタイプだと、年上彼女よりも当然、社会経験が少ないので、年上彼女のほうが「放っておけない」という気持ちになることも少なくありません。

たとえ見た目が大人っぽい男性で、大人びた発言をするようなタイプでも、一緒にいる時間が長ければ長いほど、行動にどこか年下らしいあどけなさがかもしだされてくるのです。

結果、年下彼氏は何歳でも、何をしていても、年上彼女の目には可愛く映るものなのです。

2:年上彼女の自立心に惹かれる

おたがいに仕事をしていることが多い「年上彼女×年下彼氏」の組み合わせでは、職種は違うことがあっても、バリバリと働く経験豊富な女性を恋人にしている男性が多いようです。

仕事においてのポリシーや、これまでずっと頑張ってきた年上女性の仕事に対するスタンスなど、年下彼氏の同世代や年下女性にはない、自立心という内面に惹かれるというパターンも。

もともと年上のほうが甘えやすいという男性もなかにはいるかもしれませんが、それまで年上女性のことはそれほど恋愛対象ではなかった場合でも、「たまたま好きになったのが年上女性だった」という年下男性も少なくありません。

3:お互いに“ギャップ萌え”できる

年下彼氏は何をしても可愛いと思っていたら、ふとしたときに、男らしく年上女性をリードしてくれる場面に出くわすこともあります。

これが年上男性が年下女性を引っ張るのならつい「当たり前」のように感じやすいところ、やはり年下彼氏が年上女性の前でも“男っぽさ”を感じさせることがあると、女性のハートをキュンキュンさせる様子。

逆に、年上女性が年下男性の前でふと見せる、頼りなさげな姿や甘えてくる一面は、年下彼氏のグッとくるポイントのようです。

4:自分にはないものを持っている

年下彼氏が年上彼女を見たときに、やはり包容力を感じることが多いよう。同年代や年下の女性だと頼られすぎたり、何かの場面で慌てすぎたりしがちですが、年上彼女は違います。

デート中、年下彼氏がつい焦ってしまうようなことがあっても、どんと構えてテキパキと対処することができるのは、年上彼女ならでは。

もちろん年齢に限らず、個人の性格にもよるところではありますが、だいたいにおいて長く生きている側のほうがとっさの対応に長けていることが多いです。

一方、年上彼女が年下彼氏を見たときに、やはり物事を見るみずみずしさ、素直さ、心身ともにいえるバイタリティの強さなどに「いいな」と感じることが多いようです。

そのため、お互いに自分にはないものがあるからこそ、ふたりでいることで尊重し合えて、安心して長続きするお付き合いができるのでしょう。

男女ともに、「年上だからこうはず」「年下だからこうだろう」という先入観を持たず、相手の年齢に限らず、人生における良い出会いをひとつずつ大切にしていきたいものです。

みなさんも参考にして、素敵なパートナーとの日々を楽しんでくださいね。

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト